お爺ちゃんじゃない【２】

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朝早くに会場入りをしてチームの人たちと最終確認を終わらせる。機材チェックと配線を繋げて音響チェックも終わったところで出演者の方々がリハーサルで入ってくる。



トリを務める防弾少年団の皆さんのリハは一番最初に行われる。私は舞台袖の音響モニターと配線の配置を確認してリハーサルを見届ける。






･･･そういえば、ユンギさんを最初に見かけたときもリハーサルだった。あの頃はユンギさんのこと何も知らなくて少し怖いって思ってたのにそう考えるとだいぶ印象が変わったんだ。あれからもう1年が経つのか。






思い出に浸りながら見ているとなんだか涙が出そうになる。なんとか堪えながらモニターを確認して問題なくリハが進んでいく。しばらく見ているとふとユンギさんと目があった気がするけど、他のスタッフさんに呼ばれてすぐにその場を離れて行った。





＊＊＊





会場にはお客さんが入ってきていて賑やかな雰囲気になってきた。スタッフのみんなも気合を入れたり最終チェックしたり忙しくしている。私も自分の持ち場でスタンバイして後は本番中にアクシデントが起こらないように確認をする。







SN「もう直ぐ始まるわね」


「2回目ですけどまだ緊張しちゃいます」


SN「こればっかりは慣れだけど慣れてくるのも怖いわよ」


「もっと仕事が出来るよう頑張ります！」


SN「気合が空回りしないようにねㅋㅋㅋ」





イシシと笑うオンニに背中を押されて更に気合が入る。







そして本番が始まった。




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