022.小町 ページ22
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北の道県。
特に北海道、宮城、福島、岩手。
そこの精霊たちは皆、
あの女との再会を求めた。
求めたが故に戦った。
戦った結果何かを得た。
しかしそれは答えではない。
むしろそれが問題なのか…
再会とは、
ふとしたときに訪れる。
秋田に降り立ったどちゃもん。
こまちまちこ。
その再臨は、
誰もが、
なんとも言えぬ直感で感じた。
見たことのない速さで向かう、
4体の精霊。
太鼓とお面を見て、
彼ら彼女らは涙する。
それは言葉では言い表せない、
何かの感情であった。
向かったてれび戦士、
飯島と杉本は、
静かにその時を見守る。
だが、
場に若干の落ち着きが見え、
戦士はついにこう問うた。
あの戦士の行方を。
齋藤茉日の行方を。
同じグレートスイトラーにいたはずの
秋田どちゃもんは、
枯れたはずの涙を流し、
静かに首を横に振った。
そして戦士は崩れ落ちる。
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始祖むささび - まさか自分がどちゃもんになるとは思ってなかった… (2022年6月19日 16時) (レス) @page30 id: fcc02ce34d (このIDを非表示/違反報告)
ほしきぃら - ものすごいすごかったです!自分達がどちゃもんになるなんてちょっと不思議な感じでした。次回作待ってます (2019年12月27日 19時) (レス) id: 3f07490d69 (このIDを非表示/違反報告)
K - 感動した! (2017年2月19日 16時) (レス) id: 4ff228441d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茶飲坊 | 作成日時:2015年11月24日 9時