【鬼滅の刃】不死川家の長女です。【キメツ学園】Part2

57話 ＊読者様からのリクエスト5 ページ8

sideA

こと｢…誰？｣

遠慮がちに聞いてきます。

A『お姉ちゃんのお友達。』

なほ｢Aさーん！｣

とてとてと可愛らしい足取りで来ました。

A『じゃあね。』

別れを告げると、

弘｢やだぁぁぁ!!｣

本当にもう…

A『兄弟って時に厄介ですね。』

弟を抱っこする。

弘｢へへ。｣

さてはさっきのは嘘泣きですか。

カナエ｢あら？｣

A『弘、こんにちはは？』

弘｢こんにちは!!｣

あら？ことは？

A『ことー？』

こと｢…こんにちは…｣

人見知りはしないはずなんですが…

A『お母さんは？』

こと｢弘が勝手に走るから捕まえに来ただけだから！｣

2人で来たとは思ってないです。

弘｢や〜…｣

降ろそうとすると嫌がる弟。

弘｢姉ちゃんいつも玄弥兄ちゃんばっか抱っこするから嫌い！｣

えぇ…

A『あ、母さーん。』

弟を降ろして見えた母に駆け寄る。

弘｢びぇぇぇぇぇん!!｣

カナエ｢あらあら…｣

しのぶ(さすが不死川家の弟…)

弘｢姉ぢゃぁ…抱っこぉ…｣

A『だからお姉ちゃんはお友達と来てるから…』

弘｢やーだ！抱っこ！抱っこ！｣

普段なら折れるんですけど…

どうしましょう。

｢弘、わがまま言わないの。｣

弘｢あぁぁぁ！｣

止まらなそうです…

A『もう…ほら。』

就弥｢ねーちゃ！しゅーやもー。｣

A『寿美や貞子は？』

こと｢2人とも友達と遊ぶって言ってたよ。｣

あらあら。良い事。

落ち着いたので降ろす。

A『では、』

就弥｢うー！｣

A『今度ね。』

就弥｢やんやぁぁぁ!!｣

この兄弟は本当にもう…

A『玄弥の要らない所を諸引き継いだんですか。』

こと｢いや、玄兄は相当だけど。｣

悲報、弟がそれよりも下の弟に相当と言われる。

A『また今度ね。』

就弥｢いちゅ かえってくる？｣

そうですね…

こと｢玄兄、部活忙しい？｣

A『ええまあ。』

こと｢……｣

玄弥に会いたいんですか？

こと(玄兄がこっち暮らしてた時は毎週行ってたのに…それにA姉だけ来ちゃうと玄兄が帰ってきたら姉ちゃん独占しちゃうし…)

そんな複雑な顔して…

こと｢わあ！？何すんだよ！降ろして！｣

重くなった弟を抱っこする。

A『はいはい。』

これが年相応ですよね…

こと｢…姉ちゃんだけ来て。｣

何故。

こと｢なんでも…｣

我慢してるだけでした。

A『今度ね。』

こと｢絶対来て。｣

はいはい。

やっと買い物が出来そうです。

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