【鬼滅の刃】不死川家の長女です。【キメツ学園】Part2

80話 ホワイトデー編(リクエスト) ページ31

sideA

玄弥｢姉ちゃん。｣

A『はーい。』

呼ばれたので行くと、

玄弥｢姉ちゃん、ホワイトデーだからあげる。｣

A『あらあら、良いんですかぁ？嬉しいです。ありがとう、玄弥。』

頭を撫でると、

玄弥｢…ん。｣

真っ赤になってそっぽ向かれました。

実弥｢よし。｣

？

実弥｢兄ちゃんのターンな。｣

急に。

A『え、あの、ちょっと兄さん！』

流れ作業の如く私を持ち上げないでください！

玄弥｢姉ちゃんは俺の。｣

実弥｢ばーか。｣

えぇ…何この図。

A『なんですか？』

実弥｢兄ちゃんとデートしろ。｣

……

A『はい？』

実弥｢2度は言わねェぞ。｣

是非とも言って頂きたいですね。

A『え、遂に頭とち狂ったんですか？』

実弥｢ぶっ飛ばされてェのか。｣

やです。

スマブラ事件は嫌です。

玄弥｢俺も姉ちゃんとデートしたい！｣

A『お姉ちゃんより素敵な女性としなさい。』

玄弥｢居ないよ！｣

居ます、ごまんと。

実弥(玄弥のシスコンに磨きがかかった…)

A『端的に言えば出かけるんですね。』

実弥｢あァ。｣

最初からそう言えば良いものを…

A『準備してきまーす！』

実弥(よし、これで宇髄の野郎は来ねェな。)


玄弥｢…｣

何か？

玄弥｢…お家デートしよ。｣

何故？

実弥｢意味ねェだろ。｣

ないですね。

A『玄弥、後ろと前どっちが良いですか？』

実弥｢Aは助手席な。｣

決まってました。

玄弥｢やだ！姉ちゃん！俺の隣！｣

A『じゃあ帰りはお姉ちゃん後ろに乗りますから…』

玄弥｢…｣

不満そう。

A『どこ行くんですか？』

実弥｢アウトレット。｣

へー…

A『珍しいですねぇ。兄さんがそういうとこ行こうとするの。』

実弥｢なんでも買ってやる。｣

えぇ！？

半ば強引に連れていかれました。

実弥｢服とか、食器とか…｣

A『えぇ…』

玄弥｢姉ちゃん！見て！｣

当事者じゃない方がテンション高いです。


｢おひとつどうですかー？｣

玄弥｢試食だってー。｣

A『兄さーん。』

(カップルかな？付き添いというか監視で兄ちゃんついてきた系？)

A『食べてみて良いですか？』

実弥｢もらっとけェ。｣

(本当にこんな可愛い女子の兄貴かよ！こっわ！どっちかって言うと隣の男と兄弟だろ！)

玄弥｢姉ちゃん！これ美味いよ！｣

(カップルじゃなくて姉弟かよ！どうなってんだココんち！)

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