鬼舞辻の子供を身篭ったと思ったら義勇さんの子供でした

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玲「出血の量が...」
そう言うとAさんが置いた短刀を手に持ち


玲「雪の呼吸 終ノ型

凍結(とうけつ)」

次の瞬間Aさんの怪我の場所にぐさりとさすと

炭「えっ！！」


煉「なっ！！」



傷口のみが凍っていく




─────────────────
しのぶside

ドタドタ

早朝なのにとても騒がしく外に出てみると
隠の人たちが煉獄さんや炭治郎君、善逸君、伊之助君が背負われていた

どうやら彼らが元凶のようですね

怪我をしているようですから治療の準備をしなくては


急いで屋敷に戻ろうとすると大きな声が私の事を呼び止めた



炭「こっ胡蝶さん！！Aさんが！！」


Aさん...？

よく見てみるとAさんらしき人が隠の人に背負われていた


目を凝らしてみるとAさんの服は血で真っ赤に染め上げられ
重症だということが分かった


胡「ち、治療をします！急いで屋敷に」





──────

結論から言うとAさんの怪我は重傷だったが患部が凍っていたおかげで
一命をとりとめることはできた

後は目覚めるのを待つしかありませんね


煉獄さんは内臓がやられ呼吸を使えなくなったものも命は大丈夫でした


そんなことよりもこの子はいったい...？


胡「...初めまして、坊や」(ニコ)

Aさんの病室に隠によって連れられてきた男の子は冨岡さんにそっくりで
笑顔がぎこちない物になってしまった



玲「はじめまして、氷雪玲です」(ニコ)


冨岡さんそっくりの顔が笑顔で挨拶してくるのはある意味とても怖かった


あ、あら氷雪...ですか？

えっ...



胡「Aさんの子供！？」


驚きすぎて声にまで出してしまった


Aさんと冨岡さんの子供ということは一瞬にして理解はできたが
頭が追い付けない



と、冨岡さんもしかして本当にあなたがAさんの
鬼殺隊を辞めた原因を作っていたんですか


静かな怒りがこみ上がってきた



大正コソコソ噂話

善「胡蝶さんの声は、蝶屋敷全体に響き渡ったんだって
　みんなびっくりして暫く固まっちゃたらしいよ」

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