続き（完結！） ページ11
次の日。シャオロンの家へ行ってみる。
kn「シャオロン？シャオロン…？」
ピンポーン。
インターホンを鳴らしても出てくれない。
諦めようかと踵を返した時。
ピロン
スマホにラインが来る。
“大丈夫、だから帰って”
kn「…っ！」
文字だけだが、大丈夫ではないことが分かる。
kn「シャオロン！出てきてや！シャオロン！？」
呼びかけてみる。しかし、一向に出てくる気配がない。
ただ、ただ辺りを静寂が包む。
どうしたらええんや
途方に暮れているとふと、シャオロンの家見るとおかしなことに気づいた。
昼間にも関わらずカーテンが全て閉まっている。
やはりなんかおかしい。
どうにかして彼の元へ行こうとシャオロンの家のドアノブに手をかけた時。
ガチャ
扉が開く音がした。
sha「はい、って。」
いつもよりも暗く、何かに怯えているような。そんな表情だった。
静まり返った家に一人。一体何をしていたのだろう。
kn「シャオロン、なんかあったん？」
sha「別になんでも、ない。」
嘘
kn「シャオロン、教えろって。何があったん？あの放課後？」
口を閉ざすシャオロン
どうして俺に教えてくれへんの？
shaside
俺はどうすればいいんだろう。
彼に迷惑はかけたくない。でも。隠し通す自信もない。
なんとなく顔を見られたくなくて俯く。
その時。
後ろから、シッマの温かい手が俺を包み込む。
sha「シッ、マ？」
kn「お願いや、教えてくれ。なんでも俺が一緒に抱えたるから。」
sha「う、ん」
彼に抱きしめられて安心感が増してくる。
sha「本当にずっと一緒にいてくれるん？」
kn「当たり前やん。」
sha「あの、ね…部活のマネしてる子おる、やん。」
kn「おるな」
sha「その子、達、がっ、あのっ！」
思い出すと怖くて涙がポロポロと出てくる。
sha「僕、に、シッマに、近づくな、って。もし近づいたらころ、すっ、って。」
kn「そんな事があったんか…。」
すると先程よりも強く俺の事を抱きしめて
kn「ごめんな、あの時置いていって。」
彼の匂いがふわりと鼻孔をくすぐる。
sha「ううん、シッマ、のせいじゃ、な、い。」
俺も思わずシッマを抱きしめ返す。
kn「大丈夫やって。俺が何があっても守ったるから、な？」
sha「シッマ心ないのに安心できるな！」
kn「シャオロンへは心あるわ。当たり前やろ」
そう言って笑うシッマ。彼がそう言ってくれて本当に安心できる。
心配が全て拭えたわけではないがきっとシッマが守ってくれるんだろうな、そう思った。
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あーちあ(プロフ) - たいやきさん» たいやきさん、コメントありがとうございます！かわいいshaちゃんを書くのが趣味です(๑•̀ㅂ•́)و✧ (2023年1月9日 11時) (
レス) id: c941e8c409 (このIDを非表示/違反報告)
たいやき(プロフ) - この作品、超面白くて何回も見てます！！！！最新頑張ってください！！！！！shaちゃんが可愛すぎますっ♡マジ最高ですっ！！！！ (2022年10月19日 0時) (レス) @page17 id: 7b93dadd21 (このIDを非表示/違反報告)
あきら - ロッピ、、煽り組、、、ﾁｰﾝ(感想を伝える間もなく尊死) (2022年6月26日 16時) (レス) id: 59a8197af5 (このIDを非表示/違反報告)
あーちあ(プロフ) - 霜月さん» いえいえいえ！こちらこそ見てくださってありがとうございます！コメントまで！ロッピも煽り組もいいcpですよね〜(>ω<)尊い… (2021年10月15日 20時) (レス) id: 89bdb2b3c8 (このIDを非表示/違反報告)
霜月 - HAHAHA☆ロッピと煽り組なんて私の推し組やないか☆ありがとうございますご馳走様でした(？？？) (2021年10月15日 16時) (レス) id: 4aa0d1b896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーちあ | 作成日時：2020年7月20日 18時
