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第三訓 ページ4

[夢主様side]

「…と言うわけで、仕事の都合で坂田さんの所に
泊めてもらえないでしょうか。」






「…えぇ…」







現在、『万事屋 銀ちゃん』の玄関先。
目の前の天然パーマの男に泊めてもらえないか
聞いている所。
彼こそが高杉さんの言う坂田銀時。
2人とも旧知の仲なんだって。よく分からんが。







「そんな事突然言われてもさ…布団もぱっつぁんと神楽と俺の分しか無いし…あ、じゃあ泊めて欲しいなら俺の布団で一緒に寝る?添い寝しちゃう?」







「床で寝るので泊めてもらえませんか」








多少食い気味に答える。
こいつと一緒に寝るのは御免だ。
なんか無理。よく分かんないけど無理。







「酷くない?銀さん泣いちゃうよ…?」







「銀ちゃん、ご飯まだアルカ…って誰アルその人?」







「煩いですよ銀さん…え?誰ですかその人は」








店の奥から出てきて同じ反応を見せたのは、
眼鏡をかけた少年と、チャイナ服の少女だった。








「あー、なんか仕事の都合でかぶき町に来たから、
ここに泊めて欲しいんだとよ。な?」







「はい、私は瀬戸Aといいます。仕事の都合で
ここに来たのですが住処が無くて…」







すると2人は目を見開いた。







「仕事でこんな所に来るアルカ!?」








「なんかお通ちゃんに似てる!」









…眼鏡の子は驚く所違うよね。確実に。









「そうだ、自己紹介してなかったな。
俺は坂田銀時。銀さんで良いぜ。」








「私は神楽、見ての通りの美少女アル!
A、よろしくナ!」








「僕は志村新八です。Aさん、よろしくお願い
しますね!」








「よろしくお願いします!銀さん、神楽ちゃん、
新八くん!」







微笑みながら挨拶すると、3人も笑い返してくれた。







この中でそこそこに怪しいのは銀さん…だが、
ここに居候させてもらえと言ったのは高杉さんだし、今は問題視する必要性は無いだろう。






「…でも泊まるって言っても布団とかはどうするんですか?まさか銀さん自分の布団で寝かせる気ですか?」







「いやむしろ添い寝とかなんとかほざいてました」







私が冷静にツッコミを入れると、新八くんが必死に銀さんを揺さぶり言う。







「いや何言ってんのアンタァァァ!年頃の女に
添い寝とか言うのやめろォォ!!」





「ならAは私と押入れで寝るアル。きっと
楽しいネ。」






そこは神楽ちゃんの意見でまとまった。

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作者名:蒼桜 | 作成日時:2018年9月30日 10時

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