【Full bloom project 】side Revive (ページ4)

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第3話…休日ページ4

翌朝…

「あれ… 誰もいないのかな？」

僕が起床して階段を降り挨拶をしようとした時、リビングは静かで爽斗も桜呀ももう寮にはいなかった。

きっと、爽斗は秋ユニットの双子を連れて遊園地にでも出かけたのだろう。

多分、桜呀はレッスン室にこもってみっちり練習かな。

僕はまず朝食を済ませて、休日でも生活を乱すことなく家事をこなしガーデニング用品や花を求めて外へ出かけた。

ファンに万が一、バレないように帽子を被り駅絵の道を歩くが…

「暑い…」

外へ出るとジリジリと太陽が熱を帯びて体のだるさが増していく。

毎年夏は暑いけど、今年は特に暑いと感じる。

僕は隣町まで交通機関を利用し、雑貨屋さんや本屋さん、もちろんガーデニング用品店、お花屋さんを巡り、久しぶりの休で自分の時間を満喫したところで偶然見つけたカフェで紅茶を飲んでひと休みしていた。

「けっこう満喫したなぁ… あ、このハーブティ美味しい」

夏の暑い日にはアイスハーブティが1番だ。

ハーブティはカフェインフリーだから体にも優しいし、デトックス効果やリラックス効果、それにリフレッシュ効果があるから最高なんだ。

今回のお店は当たりだったな。

あとは帰って晩ご飯作るだけかな。

「あ、あそこにもお花屋さんがあるみたい」

せっかくだから寄って帰ろう。

でも、僕達は正直、人気はそこまでじゃないにしろ一般の人にバレたら社長に怒られちゃうから程々にしなきゃね。

「さて、そろそろでよう」

僕は代金を払い、カフェから見える可愛らしいお花屋さんに向かった。