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第21話…花 ページ24
LIVEイベントが始まり、ファンの声援に答え全力で歌う僕達。
LIVEイベントでは3人の息の合ったパフォーマンスができ、初回のLIVEイベントは成功に終わった。
楽屋に戻ると花が届けられていて、ふとあの子の事を思い出した。
あの子は今頃どうしているんだろう…
そんなことを考える。
「いやー、LIVEイベント楽しいな！」
「そうだね…」
「どうした？なんかあったか？」
「いや、花が綺麗だからつい見とれちゃって」
「そっか、とにかく今日はホテルでゆっくり休めよ」
「そうそう、明日はもLIVEイベントだし！」
「うん」
2人には心配されたが曖昧に返事を返してしまった。
何故だろう彼女に会いたい。
きっとあの花は彼女が送ってくれたものだろう。
LIVE中に彼女をさりげなく探してしまう自分がいた。
来てくれたらいいなという気持ちと忙しいかなという気持ちで僕は心にモヤがかかったみたいになっていた。
彼女がLIVEイベント中に来てくれることを願ってしまう僕はわがままだろうか…
僕は明日のLIVEイベントに備えモヤがかかった心を晴らすように自分に問いかけた…
この気持ちはなんだろう…
モヤがかかったみたいになった心が彼女を思うとムズムズするどこかもどかしい感じになるのは何故だろう…
僕はホテルのベッドに寝そべり目を閉じて考えていた。
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作者名：しんぐぅじ | 作者ホームページ：https://twitter.com/project00004?s=09
作成日時：2018年9月27日 15時
