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とある青年が、鼻歌混じりに森を歩いていた。


艶のある黒髪を揺らし、血のような赤色の瞳を楽しそうに細めている。


手には薪をいっぱいに持ち、灰色の着物の帯には斧が括られている。



薄汚れた小屋に入ると、慣れた手つきで薪を地面に下ろした。



「父ちゃん母ちゃん。

今日も薪を手に入れたよ。」


土で汚れた両手をこすり、そしてバッと後ろを振り向く。




声が聞こえたのだ。




甲高く叫ぶ、少年の声____。




気づいたときには、駆け出していた。


右手に、しっかりと刀を持って。





軽い足取りで木の上に登り、少し離れたところを見つめる。



「……鬼狩り。」




幼い顔をしかめ、ちっと小さく舌を打つ。







後ろを向き、立ち去ろうとした瞬間、必死な声が聞こえた。









“ 待ってくれ!禰豆子は誰も殺してない! ”




__“ Aを殺さないで!


父さんとAまで失いたくないの!




嫌ぁあああああぁあああ!!! ”___







「…だから鬼狩りは嫌いなんだッ__」









青年は、二人の間に入るように飛び降りた。

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せんら(プロフ) - キャラメル中毒者さん» 有難う御座います!頑張ります! (2019年10月22日 23時) (レス) id: 7fdbf4bdc0 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル中毒者 - 更新頑張ってください! (2019年10月22日 13時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せんら | 作成日時:2019年10月13日 7時

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