政府の使い捨ての駒、ブラック本丸へ。【山姥切長義、男主】

9.期間限定___味。 ページ9

？「あのおんななら、くびをはねましたよ！」



？「がっはっは！死体はもう土の中だな！」




え……こわっ。


何？俺の末路？？



え、ガチな首落ちて死ね？



この本丸、こぇえええぇ……





鶴「…安心しろ！！


君は俺たちを救ってくれたからな。



君は殺さないさ。」


『………………。』



お前はなに嘘ぶっこいてんだよ。


目が冷たいの知ってるんだからな。


警戒心が高いの知ってるからな！




とりあえず、「そりゃどーも。」と言って座布団に座った。


結構なお誕生日席。




『おい、山姥切と三日月。



お前らも好きなところ行って食ってこいよ。』



後ろを向くと、山姥切と三日月は首を横に振った。


あ、いかなくていいの？




山「まだ危害がないと思ったわけではないからな。


俺は主の側にいるよ。」



三「あぁ、俺も同じだ。


一緒に食べるぞ、主。」



そういえば、三日月はなんで俺を信じてんだ？


まぁでも警戒もないし殺意もないし、平気か？




とりあえず箸を持って飯を見る。


旨そう。


旨そうなんだけど……、あの匂いがする。



横で山姥切が食おうとしてるのを止め、三日月には他のを食べてくれ。といった。



昔のことを思い出すな。


最初はよく熱だしてたけど、今はもう食品の一部だ。



パクリとそれを口に入れた。


あ、やっぱり。

洗剤みたいな味がするし、結構多目に容れたな。


皆、チラチラと俺を見ていた。

ニヤニヤと笑っている奴もいる。



残念。俺は効かない。




『……ん、おい眼帯ーー。』


眼「………眼帯じゃないよ。


で？何かな？」



こいつは警戒が薄いな。


少し申し訳なさそうに俺を見てくる。




『これ、すっげぇ上手いな。


どうやって作ったんだ？


こんなん食ったことない。』



本当に上手かったんだ。


ただ、洗剤の味がなけりゃな。



燭台切とやらは、俺を目を見開いて見てくる。



なんで効かないんだ、とか多分そう思ってんだろうな。



すまんな。普通の人間じゃなくて。



燭台切は少し伏せたあと、皆に見えないように手を握られた。


そのまま、軽くウィンクして歩いていく。



え？俺の質問の回答は？


てかウインクできんの？


俺出来ない。

くそっ！刀に負けた！！



くそっと思ってご飯を食べようとした瞬間、山姥切と三日月が立ち上がった。


そして、三日月がガシッと俺の肩を掴んだ。









三「主……さっき、何食べたのだ？」

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