【ツイステ】I hate you. (ページ7)

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嫌い５ページ7

ラギーside

教室に着いて、1番窓に近い席に腰を下ろす。

いつもやってくる時間に、俺が待っている人物…ラグーン・ケイマンはやって来なかった。

めずらしい。

そう思っていると、何処からかバタバタと数人の足音が聞こえた。

｢なんスかねー騒がしい。｣

ぽつりと呟くと、バンッ！と教室の扉が開く。

アズール｢ラグーン・ケイマンは来ておりませんか！！？｣

フロイド｢なんでどこにもいないの！！！？｣

ジェイド｢携帯も繋がりませんし…！！！｣

どこか珍しく焦った様子で、あの3人は教室で1番に来た俺に目を向ける。

ラギー｢まだ来てないっスよ｣

と言えば、ありがとうございます！！とお辞儀をしてさっさとその場をあとにしてしまった。

いつもの胡散臭さは何処へ行ったのか…。

呆然としていると、それから数分後にラグーンの匂いがした。

姿は見えないが、後ろの席の存在があまり認識しづらい席だろうか。

近づいて声をかけると、まぁねと言いながら彼は魔法を解く。

隠れてなに遊んでんスかと言おうと思えば、その姿に思わず2度見する。

いつものぴっしりとした着こなしではなく、髪もボサボサで濡れてるし制服も土ついてるし濡れてるし、息荒いし顔赤いし…本当に何があったんだ！

保健室へ連れて行ってあの3人を呼ぼうと思えば、珍しく拒否をされる。

あの3人とラグーンはいつも一緒にいて、お昼を誘っても毎度断られて俺が拗ねてたことだって何度もある。

なのに、今日は関わりたがらないし本当になにがあったんだ…？と今日数回目の疑問を脳内で巡らせる。

まぁ良いか…………。

いつも一緒に入れない分、

俺が隣に居れば良いだけっスもんね。