台帳２０−５ 【イェソン】SUPER JUNIOR ページ25
ボーッと部屋の窓から外を眺めるイェソン。
どこからか歌が聞こえる。
イェソン「歌…？」
歌声の聞こえる方へ導かれるように庭に降りて行く。
イェソン「…女将…か？」
Aが庭に咲く花を一つ一つ手に取ると切っていく。
時折、フッと空を見上げ笑ったかと思うと、また歌い出す。
イェソン「一体なんの…子守…唄か？」
無意識のうちにAに近づいてきたイェソンに気付く。
A「いぇ…ジョンウン様。」
Aに見破られてドキッとするイェソン。
イェソン「何言ってんの？俺はイェソン」
A「いいえ。ジョンウン様ですわ。」
ハッキリとAに言われ、あっさりと認めるイェソン。
イェソン「アンタにもわかるのか…つっまんね！」
少しイェソンの子供っぽいところと混在するイェソン(ジョンウン)を見て安心するA。
A「ジョンウン様は記憶がお有りなんですか？」
イェソン「記憶？…ねえよ！あったらこんなとこにいやしねえ…っ！」
A「そうですか…そうですね。ここは都会の喧騒とは全く無縁の場所ですから…」
イェソン「いやっ！そういう意味で言ったんじゃ！」
ひどいことを言ったと感じ、咄嗟にフォローするイェソン(ジョンウン)。
A「では、ジョンウン様がイェソン様になられる時もイェソン様の時と同様何も記憶にないということですか？」
イェソン「…まあ、アイツほどじゃねえけど。アイツは知らねえけど…俺の体の中にはアイツと俺以外にももう一人いるんだ…」
A「もう一人？」
イェソン「ああ…ガイドってヤツだ。」
A「ガイド？」
イェソン「そう言ってた。アイツが表に出ている時俺はずっと檻の中だ…そして、ガイドがやってきて俺を檻から出すと表に出られる…」
A「まあ…そうだったんですね…可哀そうなお人…」
イェソン(ジョンウン)の頬に手を添えようとする。
イェソン「…触るな！」
その声にビクッとして止まる。
イェソン「すまん！怒鳴ったりして…その…触れられると止められなくなるんだ…自分が…アンタに何をするか分からない…っ」
A「ジョンウン様…」
イェソン「…さっき歌ってた歌…子守唄だろ？母親を傷つける訳にはいかねえから…記憶を失くしてからバカなことやってきたけど、それだけは守って来たんだ…」
A「…私の子に会ってもらえますか？」
イェソン「え？」
A「一緒に来て下さい。」
摘んだ花を持って裏の河原へ案内する。
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純子(プロフ) - ミレイ〜 いつの間にか終わっていたのですね 番外編楽しみです (2013年1月12日 23時) (
レス) id: 5700fbf0f8 (このIDを非表示/違反報告)
愛絵理(プロフ) - 最後までご苦労様でした。このお話はとっても面白くて切なくてすっごく好きなお話だったので終わってしまって寂しいです。またお会い出来るといいと思っています。今までお疲れさまでした。ご苦労様でした。 (2012年12月29日 22時) (レス) id: e5e67c1d8d (このIDを非表示/違反報告)
愛絵理(プロフ) - 最後は支配人夫婦もハッピーエンドになったんですね。良かったです。未来（ミレイ）って名前いいですね。可愛いです。よかったぁ〜、二人とも幸せになれて…。最後の最後に神様が与えて下さったのですね。ありがとう…神さま…チャミ支配人！ (2012年12月29日 22時) (レス) id: e5e67c1d8d (このIDを非表示/違反報告)
bubu - 叶多さん» はじめまして♪最後まで読んでくれてありがとう！ご期待に添えるかわかりませんが待ってます＾＾ (2012年12月28日 23時) (レス) id: d094442924 (このIDを非表示/違反報告)
叶多(プロフ) - はじめまして!!!一気に読んでしまいました。とっても面白かったです(*^^*)他の作品も読ませて頂きます♪ (2012年12月28日 23時) (レス) id: 2473208c77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：崔紫無（bubu） | 作成日時：2012年4月14日 0時
