【刀剣乱舞】理由あって、元ブラック本丸の主です。 (ページ6)

今日:3 hit、昨日:4 hit、合計:10,826 hit

第四十六話　異変。ページ6

「…！主、おはよー！」

『清光様、大和守様も。

おはようございます。』

あの日から、私は青色の瞳を人前で晒すようになった。

「…っ！！あるじ……おはよ……」

ただ、大和守様の様子がおかしい。

何かあったのだろうか………。

.

「…えぇ！？安定がおかしい？」

『………………はい。』

とりあえず、加州様に聞いてみる。

でも、明らかに嫌そうな顔をしている……。

大丈夫かな…………。

「……まぁ、確かに安定ちょっと変かも。

主の話すると、何か言いたげに挙動不審になるし…。」

『………ふむ、原因は私ですか。』

「………………………主のせいじゃないよ。」ﾎﾞｿｯ

『……？何か言いました？』

「……………なーんにも？」

加州様に別れを告げ、部屋を出る。

とりあえず、私は仕事を進めなくては……。

仕事を進めていると、部屋の襖からノックの音が聞こえた。

こんな夜中に誰かが来るのは珍しいため、なんか少し怖い。

『……………どちらさまでしょう。』

「…………………僕だよ…。」

小さい声で聞こえた声は、どう聞いても大和守様の声だった。

『…………どうしたんですか？』

襖を開いて大和守様に訪ねると、座布団に遠慮がちに座った彼は答える。

「…………清光が言ってたから…。

主が心配してるって、僕のことを……。」

清光様に大切なことを言うのはやめよう……。

「………主、僕ずっと言いたいことがあるんだ。

…………言っていい？」

『勿論ですよ。どんなことでも、言ってくだっ！？

…………大和守、様？』

肩を震わせながら抱きついてきた大和守様に、少し驚きつつ背中を擦った。

「主、……………じゃあ…言っていい？

………着物、脱いで？」

『……………………は？』