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結局荼毘は自分の事について…名前と、燈矢の友人である事しか教えてくれなかった。
「…………あー…そろそろ時間か」
『！帰るのか…？』
「何だ、寂しいのか？なら続きをしてやってもいいが…」
『ちっ、ち、ちっげぇよ！！！』
(………なんつーか、荼毘はそばに居ると落ち着くっつーかなんつーか…何でか分かんねーけど……)
まあ…セクハラされたし？？変な事されたし？？もう弟としては見れなくなっちまったけどな？？
まあ、だとしても落ち着くのは事実。
「んじゃ、そろそろ俺は＿＿＿」
『あ、だ、荼毘、』
……気付けば立ち去ろうと踵を返した荼毘の服の端をちょんと掴んで引っ張ってしまっていた。
いや何やってんだよ俺は！！！！！！
「…………どーした？」
『ぁ、いや……その、』
前を向いているから荼毘の顔は見えない。それに少し恥ずかしくなって、語尾が窄んでいってしまう。
ごめんねえええ俺も衝動的に掴んだから自分でも何をしたいのかわからなぁぁい！！！！！
『あー……えと、あの、さ』
「………待っててやるから落ち着いて言ってみろよ」
あ、優しい。その優しさが痛い。
でも言う事も何も考えてないっつーか自分でも何してるか分かんないのに言う事もないんだけど？でも俺が掴んでんだから何か言わないと失礼だし、
『…………っと、その…また、』
「……？」
『まっ、また！！そう！また、会えるか？』
……………バッキャロォォォォォ！！！！！！
良い年した男が何言ってんだよ可愛くねーわ！！俺は馬鹿なんか！？客観的に自分を見てみろ！数ヶ月先で黒歴史だぞ！！！
『ぅ、あ、わ…わす、忘れてくれ……』
羞恥を抑えて裾を掴んでいた手を離した。いたたまれなくて何となーく視線は下。
いやだってしょうがないじゃん恥ずかしいんだから。
てかなんでこんな静かなの荼毘怖ぇんだけど。
『……荼毘？』
「っ、あぁ…また、な。きっとまた…いや、絶対にまた会える」
『その自信は何なのか聞きたいとこだが……』
あれ、動揺してる？
え、ごめん俺の黒歴史見せつけちまって。
てか頑なに顔見せないのは何なんだよ？笑いこらえてんの？
『えと……じゃあまた、な？』
「＿＿＿＿ああ」
締まりのない別れ方だったが、最後まで荼毘は謎のままだった。
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うえ - すうううううう...荼毘との絡み最高っす..しんだ...かわいい.. (2月4日 16時) (
レス) @page23 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
うん(プロフ) - はあーーーー続編も神とか何者ですか？あ、神ですね。 (2022年11月6日 20時) (レス) id: 7a99e6e95b (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 爽さん» 私も愛してます！！ええ！！続篇でも頑張ります……！続篇ではキャラ沢山出ますからね……w奇声が2倍になられる位良い物語を書けるよう頑張りますねw有難う御座いますw (2021年11月29日 15時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
爽(プロフ) - ねぇえ!!ねぇえ!!本当に愛してますもう!(唐突な告白)続編おめでとうございます!!一生付いてきます。これからも奇声、奇行、吐血、元気にやって行こうと思います!! (2021年11月29日 1時) (レス) @page50 id: 23f7552425 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - ラーメンさん» はい！次はとうとう続編です！！楽しみっすね……雄英のお話頑張りますw！ (2021年11月28日 20時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2021年9月21日 22時
