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あのホークスが生意気後輩事件から数週間後。
季節は冬。吐く息が白くなってきた頃。そろそろ焦凍も中三へと上がるらしい。
俺はふーっ、と自分の口が出る白い息を見つめながら事務所の窓にもたれかかっていた。
……と、そこでサイドキックから話しかけられる。
「Aさん今日空いてます？空いてるなら前々からアドラに着きたいっつってたインタビューの予定今日にし、」
『空いてない』
「…………Aさん？」
『空いてない』
「いやそれは分かりましたけど」
『空いてない』
「Aさ」
『空いてねえ』
「……なんでそんな眉間にシワ寄せてるんだか…」
何故こんなに冒頭からシリアス全開で居るのかと言うとだな。まあ頭の良い人は察してるかもしれないが…
『……今日さ、燈矢の命日なんだ』
今日は、燈矢が死んだ日。何年経つのかは数えたくないけど……大事な日だからな。
故人の事は声から忘れていくと言う。けど俺はまだ、声すら忘れられない。忘れたくないっていう本能のままに体が働いてるのかもしんないけど。
「燈矢…？あぁ、弟の…。墓参りに行くんですか？」
『そ。だから今日は何の用事も入れたくないワケ』
「そーですか、不躾な事聞きましたね。スミマセン。同僚にもそれとなく言っときますから」
『アリガトー』
気が利くサイドキックに感謝しながら、再度自分の口から出た白い息を見つめる。少し、虚しくなった。
だって本当なら、さ。
燈矢はヒーローやって、一緒に街護って ……成人済みにだってなってるから一緒に居酒屋とかに呑みに行ってたりするワケでしょ。
『あん時俺に他になんかできる事、あったんかな』
…………あーあー、過ぎ去った過去をとやかく言っても時は戻らねえし、しょうがないよな！！
「……弟さんの墓参り、行くんじゃないんですか？」
『……え、でもまだ書類仕事残ってるし…終わらせ次第午後から行くつもりだったんだけど』
「俺がやっときますよぉ、まとめてやった方が早いし」
『…………え』
「貸し一つですから」
『…………おう！』
本当に気の利くサイドキック持ったな、俺。
「はい、さっさと行ってくださーい」
『ん！行ってきまー』
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うえ - すうううううう...荼毘との絡み最高っす..しんだ...かわいい.. (2月4日 16時) (
レス) @page23 id: 9aa429e4c8 (このIDを非表示/違反報告)
うん(プロフ) - はあーーーー続編も神とか何者ですか？あ、神ですね。 (2022年11月6日 20時) (レス) id: 7a99e6e95b (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - 爽さん» 私も愛してます！！ええ！！続篇でも頑張ります……！続篇ではキャラ沢山出ますからね……w奇声が2倍になられる位良い物語を書けるよう頑張りますねw有難う御座いますw (2021年11月29日 15時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
爽(プロフ) - ねぇえ!!ねぇえ!!本当に愛してますもう!(唐突な告白)続編おめでとうございます!!一生付いてきます。これからも奇声、奇行、吐血、元気にやって行こうと思います!! (2021年11月29日 1時) (レス) @page50 id: 23f7552425 (このIDを非表示/違反報告)
実珠(プロフ) - ラーメンさん» はい！次はとうとう続編です！！楽しみっすね……雄英のお話頑張りますw！ (2021年11月28日 20時) (レス) id: 5eb1e7fab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：実珠
| 作成日時：2021年9月21日 22時
