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誰も ページ9

ウニョク「好きなんだ。」


言わない………


どうしていいか分からず、沈黙が続いた。


断れば、ヒョンが苦しんでしまう。

頷けば、私や何よりファンを傷つけてしまう。


ああ。
今更後悔しても遅いけど。

なぜ僕は男じゃないんだろう。

もし私が男なら、こんな苦しみはしないだろう。

もし私がこの道を選ばなければ、こんなに素敵な人を、傷つけずに済むのに。

どうして―…

ウニョク「……ごめん……無理だよね……分かってる。」

見なくても分かる、ヒョンが辛い顔をしてるのが。


僕「無理じゃないんだ……違うんだよ、ヒョン。
僕は……誰も裏切りたくないだけなの……
だって僕は………」

ウニョク「そのままでいい。
俺の前では、チェソンじゃなくてイ・Aのままでいてほしいんだ。
いや、いたいときにいればいい。」


そんな自分勝手なこと、できない。

それに、僕はそういう事はしない、できないと覚悟してきたんだ。


僕「僕は……ヒョンが大好きだ。
でも、家族以上にはまだ見れない。
僕がヒョンを好きになったら、みんなに迷惑をかけちゃうから。
まだ入ったばっかりで、
やっと落ち着いてきた時に
迷惑なんかかけられないよ。」

ウニョク「…じゃ、なんでさっきは泣いてたの?」

私「それは…」

ウニョク「キュヒョン?」

その名前が身体中に響く。

ウニョク「キュヒョン……なんだろ。
……好きなの?」

好きという言葉に胸が痛んだ。

そんな痛みを払うように、
僕はただ、顔を横に振った。

僕「そんなんじゃない。
キュヒョニヒョンだって……ヒョンと同じ。」


ウニョク「それなら……」

急に肩を掴まれ、引き寄せられた。


「俺にもまだ、望みはあるね?」

という言葉と同時に口が塞がれた。

願い→←◆◇Sungmin side◇◆


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Juno(プロフ) - 作品ごとのパスワードさえわかれば以前の作品もIDが変わっても編集出来ます (2012年8月16日 2時) (携帯から) (レス) id: d5b91689d4 (このIDを非表示/違反報告)
蜘菠琉 - 早く読みたいですっっっ\(◎o◎)/! (2012年3月22日 9時) (レス) id: 7227e9b720 (このIDを非表示/違反報告)
K-POP - ハン様との絡みわ無いんですか? (2012年3月12日 5時) (レス) id: d43385d4b1 (このIDを非表示/違反報告)
ちいすけ - ドンへ、かっこよすぎます(((o(*゚▽゚*)o))) (2012年2月15日 17時) (レス) id: 020975f29e (このIDを非表示/違反報告)
ギュイェlove★ - この小説大好きです(〃▽〃) 私的にはキュヒョンとドンヘとラブハプニングがあったらいいな(*^_^*)と思いました(^-^) 更新、待ってます(≧∀≦) (2012年1月30日 18時) (携帯から) (レス) id: c18e0ea141 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:NANA | 作成日時:2011年12月27日 21時

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