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あの日はいつもと何かが違った。



バイトから家に帰る為に、駅までの道を歩いていた。


近くのコンビニも何故だか閉まっており、

いつも仕事終わりの人達が歩いているはずが全く気配がない。


光がなく、星や月が神秘的に綺麗に光っている。



そんな時にもう一つの光を見つけた。


地面にスマホが落ちてるではないか。


しかも電源が付いて光っているわけではなく、スマホのライトが点滅している。

直視していたら目が痛くなりそうなほどの光。


光を消そうと、スマホを持つと空気が変わったように肌寒く感じる。

スマホの電源は入らないが、光は点滅したまま。


気味が悪く、スマホをそっと地面に置いた。

同時に背後から子供の笑い声ような声が聞こえる。


振り向くと祭りでもないのに、浴衣を着て狐のお面をつけている小学生ぐらいの子供がいた。


「……生霊?んや、人間か」


俺を驚かせたのは生霊など気味の悪い事を喋っていることより、自分が着物姿になっていたことだ。

さっきまでは普通の洋服だったはず。気味悪いとしか思えん。


恐る恐る目の前にいる子供に目をやる。すると目が合ってしまった。

子供の目は上品な紅い色で、全てを見透かされそうな目をしていた。


「どうしたんだい? 怯えているみたいだね」


喋りかけている子供はいじめっ子のような笑いをしている。

子供に怯えるのは癪だが、身体が震えている。


「失礼だね、君より年上だよ」


俺の心を読んだように、頬を膨らませながらそう言った。

その姿は子供にしか見えないが、俺より年上だという。


全く理解できない。

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普通な人。(プロフ) - ぽぽぽぽんたさん» ありがとうございます。そう言ってくださると嬉しいです、更新頑張ります…! (2019年1月19日 13時) (レス) id: c912dcd55c (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽぽぽんた - 更新楽しみにしてま〜す! (2019年1月19日 12時) (レス) id: 9cb326bc68 (このIDを非表示/違反報告)
普通な人。(プロフ) - ふとんさん» ありがとうございます。更新頑張ります! (2019年1月17日 20時) (レス) id: c912dcd55c (このIDを非表示/違反報告)
ふとん(プロフ) - 現実であったら怖いなぁ、、、。更新楽しみにしてます! (2019年1月17日 19時) (レス) id: d0319190f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:隣人 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年11月24日 18時

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