Simp10 ページ10
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たまたま店の前にあったベンチに腰をかける。
あまりにも今日は沢山のことが身の回りにありすぎて、色んな感情に押し潰されそうになった。大好きな小説に関わる仕事を始めたこと、スングァンにあったこと、素敵な先輩に恵まれたこと。
どれから気持ちを整理した方が良いのかわからない。
「どうしよっかなー、」
そんなことよりも今の現状をどうするかだ。
よりによって１日に2回も彼に出くわすなんて。
ボノニの仲良のいい友人ともなると会社でばったり会うことも増えてしまいそうだ。
いっその事、吹っ切れたように接しようか
何も無かったかのように。
淡々と。
告白する前の私達の関係をふと思い出す。
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SG「Aー！また寝てただろ」
窓際の席は心地いい風が流れてくるから
ついつい耐えきれず寝てしまう私を
休み時間にいつも優しく起こしてくれる。
「……いい天気なのが悪い」
SG「はぁそんなことばっかり言って
ノート写しときなよ」
自分が一生懸命写したであろうノートを
毎度の事ながら心配して見せてくれる。
「ぶーちゃん流石っ！！」
SG「調子いいんだから、」
「購買のアイスで手を打とう」
SG「……限定10個のやつね」
「……そんな鬼畜な…」
なんて漫才のような会話は日常茶飯事だった。
あの頃はどうやって気持ちを隠していたんだろう。
楽しそうに " あの子 "の話をする彼を、私は一体どんな目で見つめていたんだろう。
今の自分よりも大人に思える高校時代の自分を、何度も褒めてやりたくなった。
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WN「こんな所にいた」
店のドアが開く音がして振り向くとウォヌ先輩が居た。
「…すみません。酔い醒ましです」
WN「大丈夫？気持ち悪い？」
「大丈夫です 笑」
WN「良かった
宴会場から気づくと居ないから、誰かにどっかで絡まれてるのかなって心配したよ」
「すみません」
WN「大丈夫ならそれでいいんだ」
そう言って私の隣に座ると
胸元のポケットから煙草を取りだした。
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WN「……吸ってもい？」
口元に1本加えておいて
今からダメですなんて言えない
「大丈夫ですよ」
WN「ありがとう」
火をつけると味わうように深く煙草を吸った先輩の横顔は、私には毒になるほど色っぽい。
「煙草吸うんですね」
WN「お酒飲むと吸いたくなるんだよね」
むせるほど艶っぽい人だな。
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さき(プロフ) - スングァン推しにはたまらない最高すぎる作品です！どうかお願いなので完結してほしいです、、、楽しみにしています！！ (3月27日 0時) (
レス) @page28 id: f0a266abd8 (このIDを非表示/違反報告)
OO - 初コメ失礼します。本当に最高の作品です…出会えてよかった！これからも更新楽しみにしてます！ (2月27日 0時) (レス) @page27 id: 1c5ed37b8c (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - こころがくるしー！SGの珍しくって気になって見ちゃいました！他の人も出るのかなぁなんて思いながらワクワクしてます！更新待ってます！ (2月5日 2時) (レス) @page26 id: 9dcff58a0e (このIDを非表示/違反報告)
しゅーまい(プロフ) - 初コメ失礼します。切なすぎてキュンキュンしながら毎回読ませてもらってます。更新頑張ってください！応援してます (1月14日 19時) (レス) @page23 id: efd215a404 (このIDを非表示/違反報告)
yuimii1228(プロフ) - ぶーちゃん主役の小説少なくて、素敵な内容ですごく楽しみにさせていただいてます(^^)更新楽しみに待ってます♪ (8月19日 0時) (レス) @page12 id: d7f6e183fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Buu | 作成日時：2023年8月15日 23時
