Simp4 ページ4
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WN「それから売れっ子の作家に関しては
こちらが出向いて作品を確認しにいく。
作家によっては対応も違うから
これは当分俺に付いて回るようになる。
ゆくゆくは君と担当を分担しようと思ってるから
気を引き締めてね。」
「担当…」
WN「そうだよ
原石を見つけて磨くのもよし
見つけた宝石を輝かせ続けるのもよし
素敵な仕事だと思わない?」
「…頑張ります!」
昔から小説を読むのが好きだった。
綴られた文字に想像を膨らませ
自分の世界に行くのが好きだった。
決まった絵に縛られない自由な想像を邪魔されないから。
WN「まずは手始めにコーヒー入れてきて」
「直ぐに行ってまいります!」
編集の仕事と関係あるのか…と思いつつ
このワクワクして止まらない気持ちを
どうしたらいいのか分からないのも事実で。
毎日が楽しくなりそうで
周りが一段と輝いて見える。
「…楽しみだな」
期待する心は膨れ上がるばかりだ。
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休憩室には自動販売機もあれば
お菓子まで置いてあるし
コーヒーメーカーも高そうなもので
「…ホワイト企業すぎでしょ、お爺様」
そんな会社をつくりあげてくれた祖父に感謝しつつ
現状を支えてくれる現社長の父にも深く感謝した。
「コーヒー熱っ、」
自分も飲もうと欲張って入れたので
両手は塞がっており熱くてたまらず
早歩きで戻ろうなんて、考えたのがダメだった。
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ドンッ
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" 熱っ!! "
「…すみませんっ、」
" 貴方はかかってないですか?大丈夫…… "
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あー、嫌だなぁ
なんでいるの
「…スングァン」
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SG「…なんでいるの?、」
こっちのセリフだよ。
会いたくなかった
「コーヒーかけてすみませんでした。
これ、クリーニング代です。
…失礼します」
コーヒーを一旦その辺の机に置いて
私は乱雑に1万円札をスングァンに握らせて
コーヒーを持って立ち去った。
SG「待ってよ!」
後ろから私を呼び止める声がした。
でも聞こえないふりをしたの。
ねぇ分かってよスングァン。
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胸を誰かに直で鷲掴みされたように苦しかった
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さき(プロフ) - スングァン推しにはたまらない最高すぎる作品です!どうかお願いなので完結してほしいです、、、楽しみにしています!! (3月27日 0時) (レス) @page28 id: f0a266abd8 (このIDを非表示/違反報告)
OO - 初コメ失礼します。本当に最高の作品です…出会えてよかった!これからも更新楽しみにしてます! (2月27日 0時) (レス) @page27 id: 1c5ed37b8c (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - こころがくるしー!SGの珍しくって気になって見ちゃいました!他の人も出るのかなぁなんて思いながらワクワクしてます!更新待ってます! (2月5日 2時) (レス) @page26 id: 9dcff58a0e (このIDを非表示/違反報告)
しゅーまい(プロフ) - 初コメ失礼します。切なすぎてキュンキュンしながら毎回読ませてもらってます。更新頑張ってください!応援してます (1月14日 19時) (レス) @page23 id: efd215a404 (このIDを非表示/違反報告)
yuimii1228(プロフ) - ぶーちゃん主役の小説少なくて、素敵な内容ですごく楽しみにさせていただいてます(^^)更新楽しみに待ってます♪ (8月19日 0時) (レス) @page12 id: d7f6e183fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Buu | 作成日時:2023年8月15日 23時