Simp13 ページ13
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「…教える必要が無いと思ったからだよ」
間違いでは無い。
どうせ振られると分かっているのに、進学も、その先の将来性も違うスングァンに、留学に行くことを伝える方が難しい。
SG「連絡もつかないし」
「うん、ごめんね」
SG「……俺割と凹んだんだけど」
「うん、ごめんね」
SG「さっきから冷たいんだけど」
「…優しくする必要、ある？」
SG「…やっぱり変わった」
「そりゃ4年もあれば人は変わるよ」
SG「…俺のせいなんでしょ？」
遠慮がちに聞く彼は
私がこの態度をとるのは自分のせいだと思い込んでるようだ。あながち間違いでは無いけれど。
「違うよ。もう帰るね」
これ以上話すと酷いことを言ってしまいそうだと思い、背を向けてまた逃げ出すように歩く。
SG「…あの時、会えないってわかってたらっ、」
私の腕を掴んで引き止めるのはやめてよ。
知らないふりして過ごせればどんなに良かったか。
貴方に出会わない人生を過ごしたいのよ私は。
「分かってたら…なんなの？」
SG「…曖昧にしなかったよ」
その答えが曖昧なんだよ。
今私に直接言葉で伝えられない時点で。
「伝えた所で、結果は同じでしょ？ 笑」
SG「………ごめん」
「その言葉が聞きたくなくて逃げたの」
SG「……うん」
「今更掘り返さないで」
SG「ごめん」
「……ねぇ」
SG「ん？」
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「私たちが出会ったの、いつか覚えてる？」
私はきっと泣いているだろうな。
目が涙で何も見えない。
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SG「…3月でしょ。覚えてるよそれくらい」
「…だって親友に会えた季節…だもんね」
SG「っ、」
意地悪ぐらい言わせてよ
私にもそれくらいの権利はあるでしょう？
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「これからはボノニも居るし、普通に接するようにするし、もうあの日のことは忘れてくれていいから」
SG「忘れるって…できない」
「…好きにして。、昔の話だし」
なんて冷たく突き放すことしか出来ない。
まるで悪女みたいだ。
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「ヒョナちゃんとお幸せに」
嫌味ったらしく伝えると
私の腕を掴んだ手は力が緩み、その隙を狙って腕を払いまた歩き出した。
「本当にやだっ、」
自分が最高に嫌な奴すぎて
むしゃくしゃしたこの気持ちの行き場はどこにもなくて
苦しくて苦しくて。
ただ涙を流すことしか出来なかった。
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私は今も恋を拗らせている。
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さき(プロフ) - スングァン推しにはたまらない最高すぎる作品です！どうかお願いなので完結してほしいです、、、楽しみにしています！！ (3月27日 0時) (
レス) @page28 id: f0a266abd8 (このIDを非表示/違反報告)
OO - 初コメ失礼します。本当に最高の作品です…出会えてよかった！これからも更新楽しみにしてます！ (2月27日 0時) (レス) @page27 id: 1c5ed37b8c (このIDを非表示/違反報告)
ぴ(プロフ) - こころがくるしー！SGの珍しくって気になって見ちゃいました！他の人も出るのかなぁなんて思いながらワクワクしてます！更新待ってます！ (2月5日 2時) (レス) @page26 id: 9dcff58a0e (このIDを非表示/違反報告)
しゅーまい(プロフ) - 初コメ失礼します。切なすぎてキュンキュンしながら毎回読ませてもらってます。更新頑張ってください！応援してます (1月14日 19時) (レス) @page23 id: efd215a404 (このIDを非表示/違反報告)
yuimii1228(プロフ) - ぶーちゃん主役の小説少なくて、素敵な内容ですごく楽しみにさせていただいてます(^^)更新楽しみに待ってます♪ (8月19日 0時) (レス) @page12 id: d7f6e183fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Buu | 作成日時：2023年8月15日 23時
