後輩くんたちと私≪黒≫≪青≫【Snow Man】 (ページ7)

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06,目黒くんと翔太くんの密談ページ7

「お前さー」

「目黒です」

「目黒お前さー、Aちゃん先輩の事狙ってるの？」

「え、なんですか急に」

「いや、質問に答えろって」

「狙ってる・・・かもしれないですね。
簡単にいうと、一目惚れ的な感じですかね？」

「やめといた方がイイゾー」

「・・・なんでっすか？」

「ガードが堅い」

「挑戦した感じですか？」

「いや、現在進行中」

「え、じゃあ翔太くんも？好きなんですか？」

「好きだけど、Aちゃん先輩は昔の失恋を引きずってるから、今は明るく振る舞ってあげることしか出来ない。
なんか、男性っていうか、恋愛に対して臆病になってる、Aちゃん先輩」

はぁっと、翔太くんはため息をついた。
「【も】ってことはおまえもライバルかよ、つよー」とか言ってる。

「まずは、俺らでその男性に対する臆病な気持ちを取り去った方が勝ちでよくね？」

「あー、俺には勝てないって思ってるんすか？」

「ちげーよ！！」

「で、変な噂ってなんすか、本題の」

「お前さ、Aちゃん先輩と付き合ってないよな・・・？」

「？はい」

「じゃあ、病院は行ってないのか」

「病院は行きました。
でも、産婦人科じゃないっすけどね」

「なんでそんな嘘ついたんだよ」

「だって、一足早く仲良くなりたいじゃないすか」

「まー、わからなくもない！
俺もAちゃん先輩って、呼んでるしなぁ！！
俺以外のやつ呼んだら制裁を加える・・・」

「コワイコワイ」

「それよりも・・・」

翔太くんはうーんと考えて、言った。

「Aちゃん先輩、こないだ失恋して」

「ほうほう」

「ちょっとずつ元気になってきたから、アタックしようと思ったら、お前にAちゃん先輩取られるし」

「取ってはいないっすよ？」

「Aちゃん先輩、仕事もできるし、人付き合いも上手いし、気が利くから変な虫が寄ってくんだよな」

「俺らも虫？」

「いや、俺らはまだ可愛い方だぞ。
真っ直ぐに愛をぶつけてるからな」

「まぁ、そうっすよね」

「裏の手使って来るやついるから、そいつらをまずは滅してしまおう」

「翔太くん、まじっすね」

「当たり前だろ～？俺、ずっとAちゃん先輩狙ってんだから」

「ライバルっすね」

「まぁ、変な虫からまず、Aちゃん先輩を守ろう」

「はい」

俺は翔太くんの拳と拳をぶつけ合って仲良くなった。