後輩くんたちと私≪黒≫≪青≫【Snow Man】 (ページ40)

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39,無意識【side目黒】ページ40

もう、Aさんの方は向けない。
ら、後ろから暖かい温もりを感じた。

「ごめん、目黒くん。
なんか、ごめん・・・」

はぁー、なんでそういうことしちゃうかな。
俺、頑張って理性保ってたのに。
Aさんの、そういう無自覚なところ、本当に嫌いだわ。
だって、俺に気がある訳じゃないもんね？
Aさんの心には岩本くんが居るんでしょ？
・・・奪いたくなる。

「Aさんって、バカなの？」

「えっ・・・」

「さっき、襲われかけたのに、俺にそういうことしちゃうの？」

「えっと、いや・・・」

「はぁー、これだもん、岩本くんも心配するわけだね」

本当に、無自覚。
嫌な程、無自覚。

「そういうことしないでください、勘違いします。
それに、俺は自分のをおさえなきゃいけないので」

「あっ、ごめん」

何かを察したらしく、パッと離れてくれた。
本当は、離れないで欲しかったけど。

「しょっぴーが来てくれるらしいので」

「うん・・・」

「しょっぴー来るまで俺、外で待ってますから」

「あっ、目黒くん！」

「なんですか？」

「ありがとう」

優しい声に、振り向いてしまった。
うつ向いて、恥ずかしそうにしていた。

俺は頭を掻いた。

「その格好、どうにかしてくれません？それじゃ、襲ってって言ってるようなもんですよ」

「なっ！」

「せめて、長いズボンはいてください」

「・・・はい」

素直に応じたAさん。
俺は、Aさんの家を出て、しょっぴーが来るのを待っていた。

はぁー、やっちまった。
しょっぴーには、嘘つけないんだよな、なぜか。

素直に言ったら、何て言われるだろうか。
いや、言わなければいい？
でも、キスマーク、つけちゃった。
ばれるなら、言ってしまった方がいいのか？

いや、大丈夫、秘密にしておこう。