後輩くんたちと私≪黒≫≪青≫【Snow Man】 (ページ38)

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37,不意打ちページ38

触れられた、ほっぺたが熱を帯びる。

ほ、本当にキスされてびっくりした。
唇ではないけども。
ほっぺただけども。

「怖いですか？」

「ううん、大丈夫・・・」

「もー、ちょっとは抵抗してくださいよ。
そんなん、他の男なら簡単に押し倒してますよ？」

「ごめんね」

そっか、そういう甘いところがあったから、私は利用されてたんだ。

変わらなきゃ、いけないんだ。

「ありがとう目黒くん。
私、大丈夫かも」

「は？
いやいやいや、スカートから護るのが俺の役目だから、それ忘れないでもらえます？」

「あ、そうだった。なんか、強くなれた気がして」

すると目黒くんはスクッと立ち上がり、私に背中を向けてロングTシャツをパタパタする。

「Aさんといると、心臓もたない」

「え？」

「岩本くんが、Aさんを助けたのもわかる気がする。
頼りすぎないで、自分でも頑張ろうとするから、支えたくなる」

「そう？」

「岩本くん、Aさんを抱いたりしてたんだもんなー、羨ましいなー」

「ちょ、いきなり・・・！」

「・・・俺、上手いって言われるんですけど」

トーンの下がった目黒くんの声。
目が、違ってた。

「めぐ、ろくん！？」

「そんな可愛い声で俺の名前呼ばないでもらえます？」

「そんな、つもりじゃ・・・」

怖い、目黒くんが目黒くんじゃない。

でも、こっちが本当の目黒くんなの？

「痛くしないんで、いいっすか？」

「・・・」

Tシャツを脱ぐ目黒くんが、こっちを向いた。

座っている私にスッと間合いを詰める。

ゆっくりゆっくり、押し倒される。

「優しくする。
痛くしないからAさんが欲しい」

あー、もう諦めなのかもしれないな。
私に優しくしてくれる人もいるのに、一番自分に優しくないのは、私だ。

抵抗すれば、出来るのに。
抵抗しないのは自分の判断だ。

「いいよ・・・、目黒くん」

目黒くんの手が、優しく私に触れる。

ブラウスのボタンを外していく。

下着が、露になって。

目黒くんが行き息を飲むのがわかった。

「Aさん、綺麗っすね。
汚したくなるくらい」

首筋に噛みつかれた。
ジュッと、吸われると紅い花を肌に咲かせる。

「あ、やば・・・」

目黒くんが口元を手で覆う姿が、なんともセクシーだなぁなんて思いながら、下から見てた。