後輩くんたちと私≪黒≫≪青≫【Snow Man】 (ページ27)

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26,休日の出来事ページ27

今日は、休日。
お休み。
久々のお天気で、洗濯物がよく乾きそう。

昨日、翔太くんと目黒くんが来て、ちょっと羽目はずしたので、反省。
泣くとか、私は最悪だ。

伸びをすると、スマホが動いた。

電話だった。
電話の主は。

「もしもし、阿部ちゃん？」

≪おはよう。今日さ、会えない？≫

「どうしたの、急に」

≪なんか、Aちゃんに会いたくなって≫

あざといな、本当に。
普通の女の子なら、喜ぶんだろうけど、私の場合は接待みたいなもんだからなぁ。
阿部ちゃんは、私の事をプライベートではAちゃん、と呼ぶ。

「わかったよ、何時ごろ？」

≪ランチ行かない？≫

女子か。
まぁ、いいや。
私も、阿部ちゃんに会いたかった。
気晴らしになるだろうし。

「いいよ。じゃあ、駅前のパスタ屋さんでいい？」

≪OKだよ。じゃあ、１１時半でいい？
楽しみだなぁ・・・≫

というわけで、阿部ちゃんとランチに行くことになった。

と、思ってたらLINEが入った。

❰Aちゃん先輩、今日ひま？❱

翔太くんだ。
私をそう呼ぶのは彼しかいないから。

❰う～ん、用事があるかな❱

❰まじかよ。

あ、目黒に執拗に連絡先聞かれたから、教えちゃった❱

待って、それはそれで困るんだけど！？

❰なんで勝手に教えるのよ・・・❱

❰目黒しつこくて❱

はぁー、そうなんだ。
はぁー、昨日の事を無駄に思い出して、沈黙する、私の図。

❰Aちゃん先輩さ、困ってることとかないの？
俺でいいなら、なにか手伝ってあげたい❱

？
いきなり、翔太くんはどうしたの？
私の困ってること？

【無いわよ、大丈夫】

困ってるっていうか、悩んでる事だから、言わなくてもいいよね？

悩んでることは、あるよ・・・。
けっこう前から。
それこそ、元カレの性的な暴力事件があったり、それの後遺症で今でも怖い。

とりあえず、今日は阿部ちゃんとのランチを楽しもうかな。
ちょっと、いつもは出さない足でも出して。
いつもパンツだから。
ちょっと女の子な格好したいなぁって、思う。

誰からか、LINEが入ったけど、時間が無かったから見ずに阿部ちゃんとの約束のお店へ急いだ。