後輩くんたちと私≪黒≫≪青≫【Snow Man】 (ページ25)

今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:48,384 hit

24,意見交換【side目黒】ページ25

ひどいこと、って？
俺、頭悪いからわかんないや。
キョロキョロ見る、翔太くんを。

翔太くん、ちょっと複雑そうな顔して、苦しそうな顔になった。

「ふっかさん、酷いことって、なんですかね？
俺、頭悪いから理解できるかな・・・。」

「あえて、言わなかったのに！」

「俺だって、あえて聞かなかったのに！」

「あ、すみませんっ」

すみませんって、思ってるけど、Aさんのこと知りたい気持ちが大きい。

「・・・プだよ」

ボソッと、ふっかさんが言った。
プ？
あ、わかったかもしれない。
レイ、プかな・・・。
性的な事を強制したり、する事でしょ？同意無く。
え、それって、ヤバくない？
・・・犯罪じゃん。
そういう男、まじで無理。

「レイ、プですか・・・？」

「そーだよ」

「ヤバいじゃん、それは、辛いじゃん。
男、怖くなるじゃん・・・」

「それを助けたのが、前カレの照。
照がAを助けてくれて、暫くして付き合い始めたのが照」

ふっかさんは、おいしい位置にいるなって思ったけど、照さんもおいしい位置にいるな。
・・・じゃなくて！！

「でも、なんで前カレの照と別れたかは、不明なんだよな」

「ストーカー・・・」

翔太くんがボソッと呟く。
さっきから、翔太くんが言ってた事。
すると、ふっかさんは少し顔が強ばった。

「ストーカー・・・？」

「に、あってる気がして。
なんか、気のせいならいいんだけどさ・・・。
ふっか、いつもAちゃん先輩の家に泊まるの？」

「は？」

「あの家では初めてかな？」

あの家？
Aさんってそんなに引っ越すの？
引っ越し好き系女子。
って訳じゃなくて、たぶん、ストーカーから逃げるために引っ越してるなら、話がつく。

「おま、いつも泊まってんのかよ！」

「寝顔可愛いぞー」

「おま、Aちゃん先輩の寝顔まで拝んでんのかよ！！」

「ちょっと、ふっかさん、それはずるいっすね。
嫉妬です、ずるいっすね」

「じゃなくて！
翔太のいうストーカーが、気になるな・・・」

「なんか、俺の勘ってたまに当たっちゃう。
当たって欲しくないものに限って」

「俺、けっこうAん家に泊まってると思うけど、Aから泊まってくか、聞いてきたのは中々無いかな・・・」

Aさんは、どれほど苦しんだの？
レイプだけでも、辛いのに・・・。