後輩くんたちと私≪黒≫≪青≫【Snow Man】 (ページ24)

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23,居酒屋で【side深澤】ページ24

翔太から、LINE。

❰これからあの居酒屋で待ってる❱

あー、Aの事を聞きたい感じかな？って、直感的に思った。
俺は準備して、合流することになった。

居酒屋に行くと、こないだAが「後輩！」と、言っていた無駄にかっこいい男もいた。
目黒と言うらしい。
目黒は礼儀正しい子だった。

テキトーにお酒頼んで、語り出す。

「Aちゃん先輩の事でさ、聞きたいことあるんだよね、ふっかに」

こないだの泊まったのばれた？
まぁ、バレてもいいんだけど。
てかやっぱり、Aの事を聞きたいのか。
お前ら、絶対に好きだろ？

「おー、なるほどなぁ」

俺も好きだから、なんとも言えないけどさ。
でも、軽々しく言うのもアレだなぁって思ったけど。
コイツら、本気の目してる。

「Aさん、何か困った事とかないんですか？
あと、知ってるなら、恋愛とか、失恋とかの事を少しでも教えてもらいたいです」

「俺はどこまで話していいんだ？」

「全部話せよ」

「いや、さすがにプライバシーがあるでしょ、Aにも」

「「・・・」」

ごもっとも、と言うような目をされたけど、ちょっと怖かった。

特に、翔太。
なんか、めちゃ睨んでない？

「あー、もー、わかったよ！話すから！
でも、くれぐれも俺が話したとは伝えるなよ？
あと、この事をAから教えてもらえるような関係になれよ？」

「当たり前ですよ」

「ずっとなりてぇから、俺は」

「じゃ、簡単だけど、ざっと話すと・・・」

俺はしぶしぶ、口を開いた。
傍でAの事を見てたからこそ、知ってる事、感じた事。
コイツらなら、なぜか大丈夫だと思った。

「アイツがガード堅いのは、元カレのせいだよ」

「照ってこと？」

おぉ、そこは知ってるんだ翔太。
でも、違うんだよな。

「照は前カレって、言っておかなきゃわからなくなるから、前カレは照って認識で」

「照？さん？俺知らない」

「俺らの後輩かな、高校の頃の」

「へー」

「まぁ、置いといて。
元カレにさ、酷いことされてたんだよ、A。
それはあえて言わないけど」

レイプ・・・だったかな。
で、脅されて無理やり付き合ってたんだよな、A。