後輩くんたちと私≪黒≫≪青≫【Snow Man】 (ページ12)

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11,接待とページ12

給湯室から戻ると阿部さん(ちゃん)はニコニコして待ってた。

「まぁ、Aさんも座って！目黒くんだっけ？も！座って！」

「はい、ありがとうございます」

阿部ちゃんはずっとニコニコして私を見てる。
可愛いなぁ。

まぁ、そんなことは良いとして。

「阿部さん、このプログラムの件なんですが・・・」

「あー、それね」

阿部さんは本当にお仕事が出来る方だ。
学ぶことも多い。
ある程度、仕事の内容が片付いて、目黒くんも頑張ってついてきてくれた。
やればできるじゃない。

一段落して、お茶をすする。

「Aさん、今夜空いてない？」

「ふっかが遊びに来るんですよね」

「え、そうなの？ふっかが？そっかー、幼馴染みだもんね」

ちょっと残念そうな阿部さん。

「阿部ちゃん、ごめんね。
埋め合わせは、今度させてください」

「こういう時だけ、阿部ちゃんって呼ぶのはずるいよAさんは。
わかった、じゃ、今度は俺の用事に付き合ってね」

「はい！」

阿部ちゃんとの交渉が終わった。

目黒くんも、来たいと言われちゃったけど、私はまだ知り合ったばっかりの人を家にあげる勇気も気力もないからお断りした。
ふっかはいいよって、言ってくれそうだけどね。

最終的に目黒くんの同僚さんと、飲みに行くかもしれなくなかった。
信頼関係が築けたら、行くつもり。
まだ、まだ怖いもん男の人・・・。

業務が終わり、定時で帰る。
駅まで、目黒くんと歩く。
と、なぜかふっかがいた。

「ふっか！」

「よ、待ちきれなくて迎えに来ちゃった。
その子は？新しいかれ・・・」

「後輩！」

「はいはい」

「じゃ、目黒くん、私はこっちだから！お疲れ様」

「お疲れ様です」

それぞれの家路についた。