星降る夜に4

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川岸の遊歩道。

所々に灯る街灯。


先にたどり着いたスニョンは、かぶってた帽子のツバを後ろに回して撮る気満々ｗ

私の携帯をかざして明るさを確かめてる。


　 「うーん…あ、Aこっちこっち」

　 「ここ立って」


言われるままに灯りの下に立つと、スニョンはすぐ後ろに立って携帯を持つ手を私の前に突き出した。


並んで撮ると思ってたら予想外の構図。思いがけない距離の近さに驚いたけど、


　 「んー…やっぱ縦かな」

　 「あー…んー」


カメラの画面のおかげで、頭をひねりながら色々動かしてるスニョンが見えて可笑しくて。


「ふふっ」


思わず笑ってしまったら、動きを止めたスニョン。


　 「ん？…何？」


すぐ後ろにいるスニョンが私をちらっと見たのが分かる。


「…カッコいいなって思ってｗ」

　
　 「はぁ？なんだよそれ…」


と少し口を尖らせて、後ろから軽く私を小突いて。


　 「なんで今…」


とかブツブツ言いながら画面を見てるけど、明るい街灯の下で私にも分かる。


「スニョン？」

　 「んー？」

「耳…赤いよ？ｗ」と振り返ったら

　
　 「！」

　
ギクッとしたようにこっちを見たスニョンと目が合って。



その時


カシャ


音がして。



「！？」

　 「あ…」


前を向いたらカメラの画面で今撮られた写真が保存されていくのが見えた。



スニョン…シャッター押しちゃったんだ！

何それ！かわいい！！


「ぷっ…あははっ」


思わず笑ってしまったら



カシャ


また音がして。


同時に頬に何か当たって…


「！？」


でもすぐに分かった。




だって保存されていく写真の中。



スニョンが私の頬に…



キスをしてるのが見えたから。



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