173 - Soonyoung ページ32
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まだ…出て来る気配は無い。
ミサヌナは大丈夫だと言ってたけど。
少しだけ心配しながらAを待つ。
ミサヌナには「もちろん」なんて、大見得を切って出て来たけど…
でも…どうしたらいいんだ？
なんて言えばAは安心してくれるだろう。
しかも…簡潔にだ。
口数は多いけど…あんまりまとめられないのは自分でも分かってる。
そんな俺にこれは…超ハードモードな難問だ。
だってさすがに…こんな大事なことカトクじゃ話したくない。
でもA…韓国語頑張ってるって…
俺と話したいから。俺のメールを読みたいから。
よく考えたら毎朝くれるメールだって…
一生懸命慣れない言葉で書いてくれてるんだもんな。
少しだけくれるのに慣れてきてたあのメールも…Aの頑張ってる証なんだ。
そう思ったら…感動だ。
あ〜マジで。日本語頑張ろう。
その時。
視界の隅に人の気配がして。
目をやるとAが立っていた。
俺を見て驚いたように動かないからこっちから近づいて。
「大丈夫？」
とりあえず声をかけると、少ししてうなずいたA。
そか。よかった。
「ん…じゃー行こう」
「俺が…家まで…送るから」
ゆっくり話したら…分かってくれるかな？
少し間が空いてやっぱ無理かと思った時
「でも…大丈夫？」
それは…俺の言うことが分かって…それでちゃんと考えて言った言葉で。
会話ができて嬉しかったけど…それよりも多分俺のことを心配してることが分かって。
それは…普通の男にならきっと言わないことで。
少しだけ自分のことを思い出したけど、でも…
俺は今Aにそんなこと気にさせたくなかった。
「A…大丈夫だから」
それだけ言うと、Aの手を引いて店を出た。
驚いたAの手はしばらく離れようとしてたけど、お構い無しに引いていたらそのうちおとなしくなった。
とりあえず人通りの少ない方へ歩く。
しばらくして…ずいぶん早足だった事に気が付いて歩幅を狭めた。
すぐ後ろにAの気配。
握った手は…予想以上にちっちゃくてすっぽり俺の手の中。
少し冷たかった手は…今は俺の手と同じあったかさ。
振り返れないのは…
きっと俺の顔が赤くなってるのが分かるから。
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しおり(プロフ) - とろ火さん» はい！カムバ楽しみですね〜(^^)黒髪ホシも愛おしい…。これからも更新楽しみにしてます〜！ (2016年4月19日 8時) (
レス) id: 9e67831d5c (このIDを非表示/違反報告)
とろ火(プロフ) - しおりさん» コメントありがとうございます！ すごく励みになります。ちょっと今↓な場面ですが…17のカムバックも近いしここも…盛り上げていかないと！これは断じてスポではありませんw これからもよろしくお願いします！ (2016年4月19日 5時) (レス) id: a64ea52067 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 初めまして。このお話が好きで毎回楽しみにしております！応援しています(^O^) (2016年4月18日 19時) (レス) id: 9e67831d5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とろ火 | 作成日時：2016年4月12日 5時
