162 ページ21
.
しばらく夢中で振りを考えてたら、携帯が鳴った。
飛びつくように携帯を見ると、それはカトクじゃなくてミンギュからで。
がっかりしながら電話に出た。
[…お〜]
[ヒョン?]
[ミンギュ…何?]
[今ヒョンってどこにいる?]
[どこって…あれ言わなかったっけ?練習室]
[お前こそどうした?]
[あ、俺?実は]
その時。
『そんなのダメだよ!』
確実にミンギュのすぐ近くで話してる声…それは日本語で。
しかもこの声…忘れる訳ない。
なんでだ!?
ここソウルだぞ?
[…ミンギュ]
[えと…あのヒョン?今の声…聞こえ]
[聞こえてる]
[やっぱり…あの、実は]
[…どこにいる?]
[え?]
[お前どこにいんの]
[え?えーと]
[早く言え]
どういうことだ?
ミンギュといる?
俺の様子が分かるのか、ミンギュの声が小さくなる。
場所を聞くと、宿舎からそんなに遠くない個室のあるレストランだった。
[ヒョン?…えと…ちょと勘違いしてない?二人きりじゃな]
[そこ動くなよ]
[え、何?いやだからヒョ]
[動くな。…分かったな]
[…分かった。けど]
何が起きてるんだ?
俺の知らないうちに。
いても立ってもいられなくて。
電話を切ると俺は練習室を飛び出した。
日本にいるんじゃないのか?
ソウルに来てる?
ならなんで俺に最初に教えてくれないんだ?
ミンギュはどうして一緒なんだ?
俺はこんなに…会いたくて仕方ないのに。
Aは…違うの?
.
359人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおり(プロフ) - とろ火さん» はい!カムバ楽しみですね〜(^^)黒髪ホシも愛おしい…。これからも更新楽しみにしてます〜! (2016年4月19日 8時) (レス) id: 9e67831d5c (このIDを非表示/違反報告)
とろ火(プロフ) - しおりさん» コメントありがとうございます! すごく励みになります。ちょっと今↓な場面ですが…17のカムバックも近いしここも…盛り上げていかないと!これは断じてスポではありませんw これからもよろしくお願いします! (2016年4月19日 5時) (レス) id: a64ea52067 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 初めまして。このお話が好きで毎回楽しみにしております!応援しています(^O^) (2016年4月18日 19時) (レス) id: 9e67831d5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とろ火 | 作成日時:2016年4月12日 5時