155 - Chan ページ14
.
活動開始からあっという間に時間が過ぎていく。
体も大分慣れて、やっとスケジュールを楽しめるようになってきた。
毎日、カメラの前で…ペンの皆の前で…歌い続け踊り続ける。
大変じゃない?なんて学校の奴らには言われたりするけど。
とんでもない。楽しくてありがたくて仕方ないんだ。
キツい事もあるけど、ヒョンたちと一緒に活動できるのは俺にとっては何よりの幸せだ。
とはいっても毎日のスケジュール…
俺は若いから?wまだ平気だけど、ヒョンたちはだいぶ疲れてきてる。
今日は郊外での収録があるから朝早くから衣装に着替えて。
車に乗り込んだのはいいけど、移動が長いせいか車内はすぐに静かになった。
携帯をいじったりしてたら、隣の隣…ミョンホヒョンを挟んで反対側に座るスニョニヒョンの携帯が鳴った。
隣のミョンホヒョンが寝てたから話しかけはしなかったけど、ずっと窓の外を見て寝てなかったヒョン。
携帯を取り出してしばらく画面を見つめてたかと思うと…
ふっと笑った。
それは…俺が今まで見たことない笑顔。
すげー新鮮!
そう思って目を離せずにいると、ヒョンは指を動かし始めて。
そうか、メールの返信か。でもあの笑顔…相手は誰だろう?
少し興味深く思ってるとおもむろに携帯を掲げてポーズを取るヒョン。
ん?…ああ、セルカか!
カシャ、音がして。
音を気にするように周りを見たヒョンは俺と目が合うと
「あ、起こしたか?」
「や、平気だよヒョン」
「ん」
首を振る俺を見ると安心したようにまた指を動かし始めた。
しばらくして携帯をしまうと、また窓の外を見つめるヒョン…その顔はとても嬉しそうで。
そういえば、宿舎でも時々セルカを撮ってるなって思い出した。
そんな顔撮ってどうすんだろ?って思った記憶があるw
その時のも今撮ったのも…皆今の返信相手に送ったのかな?
誰にメールしたんだろう。
セルカを送りたい相手…。
気になるなぁ。
でもこの前のことがあるから…これ以上考えるのはやめた。
もしそうだとしても…ヒョンがこんなに嬉しそうなんだから。
俺が言う事なんて何も無い。
俺も窓の外を見る。
外はいい天気…流れる車窓の景色は夏と秋の境目。
今日も頑張ろう。
.
359人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおり(プロフ) - とろ火さん» はい!カムバ楽しみですね〜(^^)黒髪ホシも愛おしい…。これからも更新楽しみにしてます〜! (2016年4月19日 8時) (レス) id: 9e67831d5c (このIDを非表示/違反報告)
とろ火(プロフ) - しおりさん» コメントありがとうございます! すごく励みになります。ちょっと今↓な場面ですが…17のカムバックも近いしここも…盛り上げていかないと!これは断じてスポではありませんw これからもよろしくお願いします! (2016年4月19日 5時) (レス) id: a64ea52067 (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 初めまして。このお話が好きで毎回楽しみにしております!応援しています(^O^) (2016年4月18日 19時) (レス) id: 9e67831d5c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:とろ火 | 作成日時:2016年4月12日 5時