【立花慎之介】パパとママはじめます

パパとママ４日目 ページ5

(貴)「お姉ちゃん！お姉ちゃん！！
　 起きてよ！いつもみたいに千秋と私の名前呼んでよ！」


泣きながらそう言う私を慎ちゃんが冷たくなったお姉ちゃんの体から離した

そして、私のことを優しく抱きながら


(慎)「泣け、好きなだけ泣け
　 俺がずっとそばに居てやるから」


そう言ってくれた


(貴)「慎ちゃんっ！！」


しばらく泣き続けた私の隣にずっと慎ちゃんは居てくれた



私たちはいったん家に帰ることになった

由紀奈は日野くんに送ってもらった

おばさんは自分の車で帰って行った

そして私は今、慎ちゃんの車で送ってもらっている
私の腕の中では…千秋が小さな寝息を立てて眠っていた


(貴)「これからどうしよう……」


ポツリとつぶやいた私の言葉に慎ちゃんが言った言葉は


(慎)「……俺、Aの家で暮らしていい？」


私の予想していないものだった


(貴)「え？」

(慎)「ほら…千秋のことAだけじゃ大変だろ仕事あるし
　 だけど、俺にも少しくらい手伝うことはできるからさ
　 それに……真紀さんも言ってたじゃん」

(貴)「ホントにいいの？
　 仕事があるのは慎ちゃんも一緒だし…迷惑かけちゃうよ」


慎ちゃんに迷惑かけることは出来ないもん…


(慎)「いいか聞きたいのはこっちなんだけど…」


私は別に慎ちゃんと一緒に住んでも問題ないんだけど…


(貴)「慎ちゃんがいいなら私はいいよ」

(慎)「ホントに！？俺一様男だよ？」

(貴)「うん、知ってる
　 他の男の人なら嫌だけど慎ちゃんならいいよ」

(慎)「////」


ん？なんか慎ちゃんの顔が赤い…


(貴)「どうしたの慎ちゃん？顔赤いよ？」

(慎)「ん！？なんでもないよ！！
　 じゃあ、早速今日からお前の家行くから」

(貴)「うん」

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