【立花慎之介】パパとママはじめます

パパとママ２９日目 ページ36

家

貴女side


千秋はただの風邪だった

でも、私と慎ちゃんの間には気まずい雰囲気が流れていた

いや、正確に言えば慎ちゃんはいつもどうり話てくれているから
私が慎ちゃんとどう話せばいいか分からなくなっていた

結局ほとんど会話のないまま私は千秋を連れて自分の部屋に戻ってしまった


(貴)「私、慎ちゃんとどうやって話してたっけ・・・」


いつもならそんなこと考えなくても話したいことがたくさん出てきて
いつまででも話し続けられるのに・・・


(貴)「あ、由紀奈に相談してみようかな・・・」


そう思って由紀奈に電話をしてみた


(由)『もしもし？
　 Aどうしたの？』

(貴)「ちょっと・・・相談したくて・・・」

(由)『何かあったの？』

(貴)「うん・・・」


なんか言い出しにくい・・・


(由)『立花くんと喧嘩でもした？』

(貴)「な、なんで？」

(由)『図星かww
　 Aは悩み事があるときはいっつも立花くんに相談してるんだから
　 私に言ってくるなんて珍しいなって思ったの』


私ってそんなに慎ちゃんのこと頼ってたのかな


(由)『で、何があったの？』

(貴)「あ、えっとね・・・喧嘩じゃないんだけど・・・
　 慎ちゃんに・・・告白されたの・・・」

(由)『・・・』


由紀奈が私の話の続きを待っていることが分かった


(貴)「それで・・・私どうしたらいいか分からなくなっちゃった」

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