検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:9,317 hit

弁解の余地なし!! ページ7

快斗「______で、月夜野さんはどう弁解する気ですか?」

Aは、ゆっくり口を開く。

『今から話すことは国家機密です。外部に漏らさないことを誓いますか?たとえこの口約束だろうと、破ればそれ相応の報いを受けていただきます。』

その目に光はない。

コナンと快斗は圧され、頷く。

まぁだいたい、自分たちの推理が核心を突いていたんだろう。

『……文学書は、謎の生物《侵蝕者》によって蝕まれ、完全に侵蝕されると世間から忘れ去られる…。つまり、存在が危ぶまれているということです。』

重く口を開く。

その言葉は、哀しみと憎しみを混ぜ合わせたような、なんとも言えぬものだった。

快斗「…侵蝕者…?」
『ええ。黒羽くんは変装して潜書室まで行きましたよね?その時、真っ黒な本を見ませんでしたか?……あれがその《侵蝕者》によって黒ずんだ文学書です。』

まだよくわからない。だからといって、この図書館となんの関係が…。


『そこで政府は打開策として《文豪を転生させ、彼らに浄化してもらう》こととし、それに伴って錬金術師___即ちアルケミストがこの転生を担いました。……わかります?』
コナン「……てことは…ここにいる人たちって……?!」

やっと繋がる。コナンと快斗は目を見張り、自分たちの見ている光景を疑った。

______コードネームでは…ない?

『漸く理解していただけましたか?答えはズバリ!ここにいる彼ら全員、元は普通の生きた人間であり、《文豪》。今はその魂を新しき体を得て《文士》です。

つまり、お二方の推理は合っていました。』

コナンは口をパクパクさせて、やっとのことでその言葉を口にした。

コナン「じゃあ…俺が打ち合わせの時に聞いた『乱歩さん』って………………!!」

心臓が、止まりそうである。

喜び→←人生は楽しむものだ!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
31人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

コルセット(プロフ) - Na-naさん» お久しぶりです!!ありがとうございます!これからも良い話が書けるよう精進してまいります!これからもお体に気をつけてお過ごしください(^^) (2019年6月7日 10時) (レス) id: 7255620875 (このIDを非表示/違反報告)
Na-na(プロフ) - おお!完結おめでとうございます!でもちょっと寂しい…お疲れ様でした、面白かったですよ! (2019年6月7日 8時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
コルセット(プロフ) - ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか)さん» 本当にありがとうございます!不甲斐ない不束者ですがこれからもよろしくお願いしますm(__)m (2019年5月21日 18時) (レス) id: ecebd1e96a (このIDを非表示/違反報告)
ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか) - 続編おめでとうございます!前回から楽しく読ませていただいてます、更新頑張ってください!応援してます! (2019年5月21日 17時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:コルセット | 作成日時:2019年5月19日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。