弐 ページ47
社内の空気は困惑に包まれていた。
いつものお客様面談メンバーの太宰、国木田、谷崎(ナオミ込)、敦、鏡花、盗み聞く乱歩、賢治(いずれもスト)は何をどうして良いか分からなかった。
太宰(アル)「…なんで全員黙ってんだよ…。俺は包み隠さずちゃんと話したぞ!」
(あんまし潜書のこととか言えないけど!)
太宰が説明したのはこうである。
朝起きて一番に江戸川乱歩が仕掛けた罠にかかり、なんとか宮沢賢治や新美南吉らに助けてもらうも、潜書で中也と組まされて酒を飲まされ、国木田独歩が大切な芥川先生と親しそうに取材なんかしてやがって、何がどうあったのか知らんが突然谷崎潤一郎らに春画を勧められ、そこへ通りかかった中島敦に引かれて逃げられ、誤解を解こうと追いかけて廊下を曲がろうとしたら向こうから来た泉鏡花とぶつかり「穢れた」とギャンギャン揖斐られて、なんもかんも嫌になったから俺は池で入水しようとしたら、
_____ここにいた。
ナオミ「…こんな長文誰が読んで下さるんです?兄様?」
谷崎(スト)「…ちょっと色々ボクも精神的ダメージが大きかったんだ…」
文スト勢「とりあえず色々突っ込ませろ!!」
………………
軽く自己紹介を終えて敦が待ち兼ねて問う。
敦(スト)「こちら(アル)の太宰さんが住んでいらっしゃる所にも、僕たちと同姓同名の方々がいらっしゃると言うことですか?」
敦がなんとか簡潔にまとめ上げる。それに太宰(アル)はビクビクしながら答えた。生前の確執から無理もないのだ。
太宰(アル)「ハイ、そうです…。」
太宰(スト)「2点、申してもいいかな?」
太宰(アル)「(コクリ)」
太宰(スト)「君がいう…“芥川先生”とは、若しかして“芥川龍之介”…という名前かい?」
恐る恐る太宰が訪ねる。
太宰(アル)「嗚呼!芥川先生は俺の憧れ!サイン欲しい……!!」
身悶えしている太宰を横目に探偵社一同はぞぞぞと太宰(スト)を見た。
太宰(スト)もげっそりしている。
太宰(アル)「…え、あんたから見て芥川先生はどういう……?」
太宰(スト)「ええと……部下…だよ…!」
太宰(アル)は卒倒した。そして同時に社内に響いたのは、
社員B「たっ、大変です!!すぐそこの倉庫近くで謎の生命体が破壊活動を行っています!軍系では手に負えないそうです!!」
参→←《番外クロスオーバー》(よくあるけど)文スト×文アル 〜太宰さんと太宰さん…?!〜
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ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか) - コルセットさん» コメ返しありがとうございます!もはや地中ってwずっと応援しますよ! (2019年5月15日 19時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
コルセット(プロフ) - ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか)さん» ああああああありがとうございます(土下座)感謝いたします(地面が凹むほど土下座)これからもよろしくお願いいたします(もはや地中) (2019年5月13日 22時) (レス) id: b16559c89e (このIDを非表示/違反報告)
ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか) - ひゃああああ!好きですうううぅ!更新頑張って下さい、応援してます! (2019年5月11日 22時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コルセット | 作成日時:2019年4月16日 15時