遅かった？〜図書館〜 ページ35
『＿＿＿＿あ。』
その声に皆が顔を上げた。
乱歩「どうしました？」
『いえ、十中八九この館内にキッドが居ますね。ていうか来ました！』
Aは笑っていう。
文士たちは少し怖かった。
Aは基本人に平等に接して少し抜けてるところもあるが、実力はピカイチ。
実際、人の気配には超敏感である。
たとえそれが怪盗だったとしても。
文豪たちは彼女を侮れなかった。
『しかも狙うは《漆黒の夜空》、あ、乱歩さん！今日限り館内にトリックを仕掛けてもいいですよ！キッドを密室に追い込んでやってください‼』
その言葉に乱歩は目を輝かせた。
乱歩「飛び切りのトリックをつい昨日考えたんですよ。お披露目ができて光栄です。」
しかし、こんな広大な図書館に1人でトリックが仕掛けられるのだろうか？
そう疑問に思ったが、乱歩はエー、と一つ咳払いして言った。
乱歩「ワタクシが使う道具は((『あっ‼‼』
その声に一同全員黙った。
Aは足早に安吾へ近づく。
安吾「な、何だ？」
いきなりAは安吾の腰に巻かれた布に手を伸ばして突っ込む。
太宰・安吾「ギャーーーーー！！」
織田「おっしょはん何しとんのやぁぁぁぁぁ！！？」
パキンッ‼
何かが砕ける音。
小さな、何か。
『あちゃあ、変な音の正体はこれだったんですね…不味いです…』
織田「いや、それよりもおっしょはん、安吾と太宰クンが耗弱してんで！！」
そう喚く織田をスルーして他の者は会話を続けた。
佐藤「なんだそれ？」
『盗聴器……しかも一般には売ってないやつです…。』
小林「もしかしたら、あの子供かもしれない。」
中野「工藤新一さんのこと？多喜二？」
小林「嗚呼…、坂口サンが誘拐しようとしている時妙な動きをしてたので……」
徳永「おりゃあは犬と遊んでたばい…なんも見とらんわ……」
凹む徳永をみてAは頭を抱えた。
『あちゃあ、私、集中力ないんで一回こうやって気配感じちゃうとインターバルが必要なんです〜‼』
すると、扉をあけて満足顔の乱歩が入ってくる。
乱歩「我ながら良い出来です。」
『じゃあ、もう臨時会派でホールに行こう。どっしり構えましょー！』
取り敢えず館内は他の文士に任せた。
ラッキーアイテム
ヘアピン
ラッキー文豪
有島武郎
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ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか) - コルセットさん» コメ返しありがとうございます！もはや地中ってwずっと応援しますよ！ (2019年5月15日 19時) (
レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
コルセット(プロフ) - ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか)さん» ああああああありがとうございます（土下座）感謝いたします（地面が凹むほど土下座）これからもよろしくお願いいたします（もはや地中） (2019年5月13日 22時) (レス) id: b16559c89e (このIDを非表示/違反報告)
ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか) - ひゃああああ！好きですうううぅ！更新頑張って下さい、応援してます！ (2019年5月11日 22時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コルセット | 作成日時：2019年4月16日 15時
