図書館に現わるるは魍魎の親玉（？）

潜書……AM7時 ページ21

［臨時会派ニ］
国木田、田山、藤村、徳田

ふんわりとした感覚の後、目に入ったのは見慣れた潜書室。

なんとか最奥部の侵蝕者を倒したものの、耗弱者が続出である。

唯一、レベルの高かった秋声が耗弱さえもせずに生き延びたのである。

藤村「別に気にしないでいいよ。絶筆しない限り大丈夫だもの。

＿＿＿＿＿＿ところで秋声。」
徳田「……なんだよ。」
藤村「今更聞くけど、秋声は戦闘中もずっとため息ついてるけど、そんなに［地味］なのが嫌なの？」
国木田「なんなら、俺たちが助太刀するぜ！」

ギャーギャーと言い争いが始まる。…いや、ギャーギャーとまでは行かないが、言い争いは言い争いだ。

『あ、また揶揄い始めましたね。島崎先生…』
田山「藤村も藤村だなぁ……」

一番侵蝕を受けた田山が困ったように声を漏らす。

『先ほども夏目先生たちには励ましてもらいましたし、皆さんもたくさんサポートしてくださってます。感謝しかありませんから。』
田山「……まぁ、俺は今回の展覧会に忍び込んで可愛い女の子をゲットするけどな！！」

『あ、頑張ってください(棒)』

意気揚々と宣言した田山に棒読みで返す。

まぁ、彼ららしいと言ったら彼ららしい。

そろそろ毛利たちが来る時間であったので、Aはその場を後にした。

明朝、明星、単純明快〜コナン、……〜→←潜書……AM6時半

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有島武郎

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