展覧会を開催します〜図書館〜 ページ19
AM6時…
開催は10時からなのでまだ時間はあるが、図書館内はそわそわした空気だった。
そもそも、前世の体質から寝ない者もいたが普段はこの時間寝に入っているものさえも「何かやることはあるか」と浮かぬ面持ちでいた。
『皆さんの感覚が重要です。もしも見つけたら、捕まえてくださいね!』
武者「任せて!」
志賀「万が一睡眠剤とか使われても、それじゃ薄すぎて聞かない奴もいるからな!」
ニッコリしながらちらりと太宰を見やる志賀。それに気がついた太宰は身長を限界まで伸ばして志賀を見上げる。
太宰「なんか言ったかよ」
志賀「ああ言ったとも?」
太宰「なんだと⁈」
今にも取っ組み合いになりそうな空気に相変わらず織田作、有島がそれぞれ割って入った。
有島「志賀くん、多喜二君が呼んでいたから早く行ってあげて。何か急いでいたよ。」
志賀「多喜二が?分かった。ちょっくら行ってくるわ。」
織田作「ほらほら太宰クン‼新作安吾鍋が出来上がってんで!ほら、食い行こうや〜」
太宰「織田作が言うんなら。」
万事休すであった。
『キッドが、変装して現れるか、まんまで現れるか…。でも、この図書館は高さも広さもありますから、上からも攻めやすいですよね…』
乱歩「この展覧会は二日間限定開催ですから、必ずしも今日というわけじゃあないでしょうねぇ…」
どこか遠くを見るように乱歩とAは話す。
国木田「司書!取り敢えず今日の分の潜書は独歩様達に任せとけって!」
『そう豪語しても、連れてくのは結局私なので変わりませんよ。じゃあ、臨時会派二つで特定有碍書と《あらくれ》にお願いします。突破できてないので。』
そう言って乱歩に振り返る。すると、乱歩は笑って返した。
乱歩「ワタクシが留守番をしますのでご安心を。」
『ありがとう。すごく助かります!』
一礼をしてパタパタと潜書室へ駆けていくAを見送って、乱歩はその足で散策をしに行った。
ラッキーアイテム
ヘアピン
ラッキー文豪
有島武郎
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ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか) - コルセットさん» コメ返しありがとうございます!もはや地中ってwずっと応援しますよ! (2019年5月15日 19時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
コルセット(プロフ) - ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか)さん» ああああああありがとうございます(土下座)感謝いたします(地面が凹むほど土下座)これからもよろしくお願いいたします(もはや地中) (2019年5月13日 22時) (レス) id: b16559c89e (このIDを非表示/違反報告)
ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか) - ひゃああああ!好きですうううぅ!更新頑張って下さい、応援してます! (2019年5月11日 22時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コルセット | 作成日時:2019年4月16日 15時