盗み聞きとは非道な〜コナン〜 ページ18
やはりコナンはAと平川を疑いきっていた。
こっそり後をつけると、ちょうど顎に手を当てて歩く白鳥警部とすれ違って「僕ちょっとトイレ！」とさっさと通り過ぎた。
そして角を曲がろうとした時＿＿＿＿＿＿
『それにしても……さん、臨機応変力高いですね……‼私、ちょっと慌てちゃいました……！！』
平川「イエイエ、ワタクシの……と…の“川”を合わせただけですので。」
途切れ途切れながらも会話声が聞こえた。
慌てて足を止め様子をうかがう。
『今のうちに図書館に連絡しといちゃいましょう。』
平川「是非ともワタクシのトリックを披露したかったのですが…残念です。中島サンに披露しましょう。」
『あれ、まだ《もう1人の彼》には会えてないんですか？』
平川「エエ……。どうしたら出てきてくれるのでしょうか……」
《もう1人の彼》？コナンは首を傾げた。まさか奴らは黒ずくめの組織＿＿＿＿＿＿⁈
そうとなれば、とうとう自分の居場所がバレてしまったのか……⁈
そうして、はやる心を抑えて会話を聞く。
((prrrrrrrrrrrr……
『あ、志賀先生！ありがとうございます。……はい、今終わりましたのでそちらに帰ります。……え？太宰さんが⁈はぁ…分かりました……急ぎます……』
スマホをタップして電話を切る。
平川「どうかしましたか？」
『……乱歩さん、貴方太宰さんの部屋の窓に変なトリック仕掛けないでください！！』
平川「おや、かかりましたか？」
『笑顔で言わないでください…。今決死の救出作業中ですよっ‼なんで窓開けた瞬間に絨毯の下にある網の袋が閉じるようになっ出るんですか⁇‼まんまと太宰さん引っかかってるじゃないですか‼』
平川「フフフ、悪戯のしがいがありますね。」
『満面の笑みですか……‼取り敢えず急ぎましょう。こんなことで絶筆されたら困る！！』
平川「そういうアナタこそ、耗弱状態ですが…」
『あ、な、た、の、せ、い、で、す！！』
スタスタと歩き始める。
コナンは目を見開いていた。
黒ずくめの組織ではないことにはまず安堵だったが……。
コナン(平川さんのことを「乱歩さん」……⁈太宰って、太宰治……⁈志賀先生はじゃあ、志賀直哉って事か⁈でも今は平成…次期令和時代だぞ⁈太宰生誕100年の桜桃忌も終わってるっつーのに……なんで((蘭「コナン君いたー！」」
蘭に呼ばれ、敢え無くコナンはその場を去った。
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ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか) - コルセットさん» コメ返しありがとうございます！もはや地中ってwずっと応援しますよ！ (2019年5月15日 19時) (
レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
コルセット(プロフ) - ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか)さん» ああああああありがとうございます（土下座）感謝いたします（地面が凹むほど土下座）これからもよろしくお願いいたします（もはや地中） (2019年5月13日 22時) (レス) id: b16559c89e (このIDを非表示/違反報告)
ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか) - ひゃああああ！好きですうううぅ！更新頑張って下さい、応援してます！ (2019年5月11日 22時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コルセット | 作成日時：2019年4月16日 15時
