潜書〜図書館〜 ページ13
『以後、気をつけてくださいね。』
パタン、と扉が閉まる音がする。
Aは俯いたまま動かないので、乱歩は恐る恐る尋ねる。
乱歩「…どうかしましたk((『怖かった〜〜!!何⁈あの人⁈すっっっごい緊張したんだけど⁈潜書の時は衣装着られないから学生服じゃなくなってたけど大丈夫だよね⁈⁈ごめんなさい‼みんなを危険な目に合わせて!!許してくださいぃぃい!!』
機関銃のごとくAは喋り尽くした。
有島「名演技だったよ、司書さん」
『うぅうありがとう〜〜』
半泣きしながら壁にのたれる。
志賀「まさか潜書室まで入り込むとは…」
武者「彼がその怪盗キッド⁇」
『へ?』
唐突に武者が言った。Aは驚いて乱歩を見上げる。しかし、乱歩も謎の微笑みをAに向けた。
乱歩「ワタクシたちは現世に転生した身ですので、僅かながらその中の人の魂を感じることができます。彼……芥雲快晴サンはキッドと同じような魂を感じました。」
しかし、一つ疑問である。なぜ、キッドにも会ったことがないのにそれがその人の魂だと分かるのだろう。
Aは訳がわからず、文士たちに問うた。
『どっかで会ったことあるんですか⁇』
乱歩は軽快に事を伝えた。
乱歩「エエ。以前、散歩をしに外出した際、ちょっと迷ってしまいまして。その時、ここの近くの公園まで案内してくれたのが彼なんですよ。ワタクシだけでなく、ちょうど志賀サンや武者サンも居ましたからね。」
志賀と武者を見れば2人して頷いている。
乱歩「先程の彼を見るに、ワタクシたちがこんな格好だったので思い出せなかったのでしょう。」
志賀「そん時は武者が歩き疲れて寝てたし、有島は転生してなかったからな」
武者「疲れたのは本当だけど、寝たふりしてたんです!」
志賀「何っ⁈」
『ソ、ソウダッタンデスカ……』
そして側とAは彼らに問う。
『して、彼の魂はなんだったんですか?』
志賀「……黒羽快斗とか言ったな。調べれば、かの凄腕マジシャン、黒羽盗一のご子息だそうだぞ。」
有島「その方は僕も知っているよ。何も、マジック中の事故で亡くなられている。」
何か裏がありそうである。
『……っ取り敢えず!潜書は行ってもらいますよ!』
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ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか) - コルセットさん» コメ返しありがとうございます!もはや地中ってwずっと応援しますよ! (2019年5月15日 19時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
コルセット(プロフ) - ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか)さん» ああああああありがとうございます(土下座)感謝いたします(地面が凹むほど土下座)これからもよろしくお願いいたします(もはや地中) (2019年5月13日 22時) (レス) id: b16559c89e (このIDを非表示/違反報告)
ドス君ゴゴ君荷風さん信者(たこといか) - ひゃああああ!好きですうううぅ!更新頑張って下さい、応援してます! (2019年5月11日 22時) (レス) id: 0e478908d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:コルセット | 作成日時:2019年4月16日 15時