私の中の魔法帝

下民VS貴族〜夢主side〜 ページ19

サリムは、雷創成魔法の使い手。

ユノは、大丈夫かな…？

ものすごい量の魔力がぶつかり、今にも建物が破壊されそう…。

ユ「風創成魔法！暴嵐の塔！」




会場に、風が吹き荒れた。

ユノの目の前には、倒れたサリム・ド・ハプシャスが。

サリムの横に、力なく落ちている魔道書が、“負けた”という事を淡々と語っていた。

わぁぁあ！とまたもや歓声。

「すげぇぞあいつ！貴族に勝ちやがった‼」
「下民が勝利する事、今回多くねぇか⁈」
「やっぱ四つ葉は強いのか！」

…下民が貴族に勝つなんて、この国ではほとんどありえないから、か。

私が勝ったリリアさんは、あくまでも〈平民〉だったから、ユノはなおさらだね。相手が貴族だもの。

ア「ユノ、やっぱすげえ。」
『…だね。四つ葉とか、下民なんて関係ないもの。』
ア「ユノ…負けねぇぞ…‼」
『アスタなら大丈夫。そんな心配しなくていいんだから。』

あれ？私、今噛まずに喋り掛けられた…？


ア「Aは、すげえ優しいな！ユノと全然違う！」

ボンッ！と赤面…！

そっか、アスタは私が好きと知らないから…！


ユ「俺が、なんだって？」
ア「ひっ！」

がしりとアスタの頭を掴む。

…アスタの頭って想像以上に掴みやすいのかな？

だって、団長さんとか、みんな掴むし…。

…小ちゃいから…？

いざ、入団〜ユノside〜→←下民3人、戦闘突破か？〜夢主side〜

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