【志麻】依存系幼馴染み。【学パロ】

お昼 ページ6

授業が終わり、今は昼休み。

何回言ってもまーしぃは、私と食べると言って聞かない。

貴｢他のクラスメイトもいるでしょ？何で私なの…｣

志｢他のやつだと意味ないやん。俺はAと食いたいの！｣

そう言ってむーっと頬を膨らませるまーしぃ。

因みにうらたんは、うらたん曰く｢空気を読んで｣別の人と食べると言って行ってしまった。

私達は二人ともお弁当(私が二人分作った)だから、食べる場所は何処でもいいんだよなぁ…

貴｢てか、どこで食べる？｣

志｢んー…屋上とか空いてるんやない？｣

そんなまーしぃの提案により、二人で屋上に向かう。
うちの学校は屋上も開放されているため、一応誰でも行くことが出来る。

貴｢わ…久々に来たな、ここ。｣

志｢そうなん？俺結構来てるんやけどなぁ…｣

広々とした屋上に上がり、二人で座り込む。

弁当を開けて手を合わせ、いただきますと言って食べ始めた。

志｢…ん、やっぱAの弁当が一番好きやわぁ…｣

口をモゴモゴさせてそう言うまーしぃに、思わず口から笑みが溢れる。

貴｢ふふっ…まーしぃ、勢い良すぎ。口の周り、スゴいことになってるよ？｣

そう言いながらまーしぃの口の周りを拭く。

志｢んっ…ありがと、A。｣

貴｢いーえ。気を付けなよ？｣

拭き終えたら、心なしかさっきよりゆっくり食べている。

こうやって変に素直なのとか､どうしようもなく可愛い。

大好きな人と食べるご飯なら、何処でも美味しいものなんです。

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