帰り道 ページ13
職員室に鍵を返すと、下駄箱に向かって皆で歩き出す。
浦「そういやAって、あんま歌わないよなー。どして?」
貴「ん?だって、皆の方が上手いじゃん。それなのに下手な人がでしゃばる訳にいかないでしょ。」
私がそう返すと、まーしぃは不満げに私に抱きつく。
志「A、声綺麗やん。歌わんの勿体無いと思うで?」
それはまーしぃが思ってるだけでしょ、なんて言いながらも、内心相当嬉しかったり。
優しい笑顔で君が笑うから、つられて私まで笑っちゃうんだ。
セ「そんな事ないと思いますけどねー?A、下手ではないと思うし。」
坂「じゃあ今度カラオケ行くときは、Aにいっぱい歌わせへん?」
無邪気に言うさかたんに、やだよと返して歩いていく。
坂「ええー、何で?ええやーん。」
貴「私は聞く方が好きなの。皆の声は好きだし。」
そうこう話していたら、いつのまにか別れ道に。
浦「じゃーな、A、まーしぃ。」
坂「ばいばーい!」
セ「気ぃつけて帰ってなー。」
手を降りながら遠ざかっていく3人に、私達は言う。
志「おー、じゃあなー!」
貴「また明日ー!」
3人を見送って、まーしぃと一緒に反対の道に進む。
志「な、今日家行ってええ?」
貴「駄目って言っても絶対来るじゃんか…良いよ。」
毎回恒例のこのやり取りは、もはや慣れてきた。
けど、やっぱりまだそれを聞く度に浮かれてしまったり。
惚れた弱味かな、なんて思って二人で私の家に帰った。
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m.k - 志麻さんカッコいい!これからも頑張ってください♪応援してます (2018年5月23日 18時) (レス) id: 0f070f0f63 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - 楓さん» 好きと言っていただけて嬉しいです!少しでも志麻リスに気に入っていただけるよう頑張ります(自分も志麻リスですが)!コメントありがとうございました! (2018年5月2日 21時) (レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
楓 - 好き 志麻リスにはたまらん (2018年5月2日 20時) (レス) id: c9a8dcc171 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - あるとさん» コメントありがとうございます!応援していただけて光栄です! (2018年4月30日 14時) (レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
nana(プロフ) - あるとさん» ありがとうございます!面白いと言っていただけて嬉しいです!(*´ー`*) (2018年4月30日 14時) (レス) id: c4e81fb3b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nana | 作成日時:2018年4月15日 12時