1軍の女王【35歳の高校生】

Story18 ページ19

You side

阿久津「何、人の顔ジロジロ見て」

貴『…阿久津くんでも笑うんだね((』

自分でも思った、これは失礼だわ。

阿久津「人間、面白ければ笑うよ」

( ॑꒳​ ॑ )ﾃﾞｽﾖﾈ

貴『ねぇ、私たまにここ来るからさ…その時だけ涼って呼んでもいいかな？』

阿久津「いいけど…何か不思議だね。あの女王様が、僕みたいな2軍に構うなんて」

貴『別に構ってる訳じゃないよ？涼となら、面白い話も出来そうだもん』

思ったけど、今の状況を正光が見たら私殺されちゃうよね。

あ、ヤバい。フラグ建築士になっちゃった((

阿久津「ふーん…じゃあ僕もここでだけAって呼ぶよ」

貴『おけまる水産〜…あ、そろそろ行かないと正光が怒る。じゃ、またね〜』

私は、殺されないように正光のところに急ぐ。

阿久津「面白いなぁ…A」





貴『正光ー!!どーん!!』

正光にタックルかました((

正光「痛てぇよ」

貴『知ってる♡((』

まぁ、許してくれるんだけどね。私だけ。

理がやったら、100%怒られるから。

正光「お前、昼食ってねぇけど大丈夫か？」

貴『あんまりお腹空いてないから、大丈夫!!もしもの時は、グミ食べる!!』

蓮「グミは飯じゃねぇよ」

貴『分かってるー。小腹が空いた時用だもーん』

今度、寝てる時に目にレモン汁入れよーっと((ぇ

貴『次何だっけ』

梨花子「先週やった、日本史のテスト返しじゃない？」

萌「やっば、忘れてた」

優奈「そろそろ私ら、補習だよね…」

頭を抱える1軍。

貴『頑張れー』

美月「A、他人事すぎ」

貴『だって事前にテスト勉強したのに、解けない皆が悪い』

理「ひでぇな、お前」

酷くて結構〜。

私、徹夜でみんな分の対策プリント作ったのに…

貴『でも正光は、テストやる度に点数上がっていくよね』

正光「補習なんかしたら、Aとの時間減るだろ」

そういうとこ好き!!

蓮「どうせ1位はAで、2位は阿久津だろ」

涼、結構頭いいんだよねー。

そりゃ学校裏サイト作ってスクールカースト決めるくらいだから。





((ｷ-ﾝｺ-ﾝｶ-ﾝｺ-ﾝ

((ｶﾞﾗｯ

小泉「席付け!!テスト返すぞー」

あれ、猿渡じゃないんだ。

猿渡なら、聞かなくても皆に配るから楽なのに。

まぁ猿渡、他の先生にハブられてるもんねー。

小泉「今回の平均点は53点。満点は…2人いた!!」

あら、こんなの初めて。

涼って点数取れても、90点台なのに。

小泉「満点は…桐崎と土屋!!」

( 'ω')ﾌｧｯ!?

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