絶対的女王2

Story88 ページ41

You side

貴『…これはちょっと恥ずかしいんだけど』

話が終わり、また健人に着物を着せられる。

健「髪も結いたかったなー。でもちょっと崩れたの見ると、余計そそられる♡」

貴『花魁なんて初めてなのに、本格的にやらせないでよ』

聡「いや、Aちゃん今のツッコむところ!!」

江戸時代の花魁が着るような、全体的にはだけた着物。

あと数cmズレたら、見えてしまうのでは…？と思わせるくらい。

風「ちょっと脱がしていい？」

マリ「風磨くんヘンターイ」

貴『あら、私を脱がせるの？お金取るわよ？』

風「いいぜ？それで脱がさせられるなら」

健「はぁい、2人だけの世界に入らないの!!今日は俺とデートなんだからね、A」

貴『ｸｽｯ…冗談に決まってるじゃない』

風「俺の純粋な気持ちを弄びやがって!!」

勝(風磨くんのどこが純粋なんだよ…←)





「坊っちゃま、お客様がいらっしゃっております」

またもや老婆が現れた。

健「客？俺は呼んでないんだけど」

「失礼致しました。坊っちゃまではなく、勝利様に御用があるそうで」

勝「…俺に？」

まさか葛城が？…まさかね。

「どうぞ」

？「…やっぱりここにいた。探したんだよ？どうせここにいると思ってたけど」

風「お前かよ龍我ぁぁぁぁ！！！！！」

客人はどうやら、勝利の弟である龍我だったらしい。

勝「何かあったのか？お前がわざわざ俺のとこに来るなんて」

龍「まぁね…はっきり言うと兄貴じゃなくて、アンタに会いに来たんだけど」

貴『私に？』

勝利に会いに来るなら分かるけど、何故私なのかしら。

龍「クラスどころか学年も違う…アンタのとこに行っても、周りは敵だらけだ。だから、こういう時じゃないとアンタと一緒にいられないだろ」

貴『ｸｽｯ…私の事がそんなに好きなの？』

龍「…べ、別に。勘違いしないで」

みるみる龍我の顔は赤くなっていく。

風「お前も生意気になったな、龍我コラぁぁぁ!!」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

風磨は龍我の頭にグリグリと、拳を押し付ける。

龍「触らないでくれる？痛いんだけど」

風「ちっちゃい時は「風磨くーん遊ぼー？」とか言ってきたのになー」

龍「…は？言ってないし。勝手に過去を捏造しないでよ」

それにしても驚いたわ。

唯一、葛城美優羽がSexy Zoneに接触した相手が勝利だったから…

まぁ、家にまで来たら警察に突き出してあげるけど。
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
何で夏は暑くて、冬は寒いんだ…

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