絶対的女王2

Story82 ページ35

You side

パーティー会場に戻るとJ-Ruler、龍我、King&Princeが待ち構えていた。

望「さっき、何か王子様みたいな奴と一緒に居ったやろ!?デートの約束してたし!!」

貴『別にデートじゃないから。彼には恩があるから借りを返すだけよ』

望「Aが誰かの隣歩いてるのなんか、見たくない!!」

涼「ついて行くつもりかよ」

貴『また別の日に一緒に出かけましょ？』

望「行く((」

侑「チョロすぎw」





？「A」

聞き慣れたウィスパーボイス。

貴『久しぶりに龍堂院一族3人揃ったわね、勝利』

勝「龍我が参加しないからね!!ようやくだよ!!」

龍「こんな人がいる場所、好んで来る訳ないでしょ」

パーティー会場にこの3人が揃ったのは、実に6年ぶりになる。

龍我がほぼいない状況が続き、来た時は逆に勝利がいない時があったおかげで…

？「よぉ、A」

？「久しぶり!!」

？「聡ちゃん、見て見て!!シャンパンタワーあるよ!!」

貴『久しぶりね。風磨、聡、マリ』

Sexy Zoneのメンバーである菊池風磨、松島聡、マリウス葉が私達の元へやって来た。

風「相変わらず美形揃いだな、龍堂院一族は」

貴『ありがとう』

聡「健人くん、見なかった？」

マリ「さっき、女の人達に囲まれてるの見たよ!!」

勝「先に言って!?俺らが会場中探したの、無駄になるじゃん!!」

マリ「だって…((ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」

貴『まぁまぁ、落ち着いて。私が連れ戻してくるわ』

彼らから少し離れ、健人を探す。





貴『…いた』

マリの言っていた通り、健人は女性に囲まれていた。

貴『健人』

健「A…どうしたの？」

貴『なかなか戻ってこないから、心配していたの。ほら、皆も待ってるわよ』

健「ありがとう。それではお姫様達、僕はこれで((ｳｨﾝｸ」

＼ｷｬｰ!!／

黄色い声が上がる。

((ｽﾙｯ

黙らせる為に、私は健人に自分の腕を絡めた。

そうすれば、嘘みたいに静かになった。

健「積極的だね、俺のお姫様は」

貴『別に？それに貴方にとってのお姫様は、先ほどの方達ではないの？』

健「建前だよ、あんなの。俺にとってのお姫様はA…君だけだよ」

貴『それは建前じゃないの？』

健「君に建前を言うと思う？君に対しては真実しか言っていない。そうだろ？」

貴『ｸｽｯ…確かに』





涼「…((ﾑｽｯ」

侑「男の嫉妬は見苦しいよ、涼介」

望「くっそ…王子には勝てへん」
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
健人くんとイチャイチャさせたかっただけ。

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