Story76 ページ29
You side
次の日
いつも通り、登校する。
ただ、いつもとは違う点が1つ…
美「〜〜〜♪」
葛城美優羽が上機嫌になっている。
きっと、私の差し金で近づいた龍我の存在でね。
それで今日、龍我は私に近づいてくる。
龍「初めまして、龍堂院Aさん。B-Boysの佐藤龍我といいます。少々、お話があるのですが宜しいでしょうか?」
…ほらね。
涼「B-Boysだと?1年生6人で出来た、うちの兄弟グループじゃねぇか。そんな奴らがAに何の用だ?」
龍「あなた方には関係の無い事です。【僕】は彼女に話があるので」
涼「先輩に対する礼儀がなってねぇな。A、ついて行く必要はねぇよ」
涼介なら、そう言うと思ったわ。
貴『いえ、まずは要件を聞かないと。場所を変えましょうか』
龍「ありがとうございます。では、行きましょう」
私は龍我について行く。
葛城サンはついて来ない。
龍我が「来るな」とでも言ったのかしら?
…面白い。
連れてこられたのは、体育館裏。
貴『…猫被りがお上手ね』
龍「俺が本気出せば、役者も騙せるから」
彼は昔から、人を騙すという事に長けていた。
小学生の頃は誰にでもいい顔をしていて、頭も良く先生からの評判がいいせいで、いじめられていた。
そんな時でも、顔色1つ変えず適当に流していた。
中学生になると、その力は逆に恐れられていて同級生から【帝王】と呼ばれていた。
貴『葛城美優羽の命令通り、私を潰す?それとも、私に協力してくれる?』
龍「俺がアンタを潰すような男に見える?俺は自分より弱いと思った人間には従わない。俺が従うのは、自分と互角か自分より強い人間…
つまりはA…アンタだ」
貴『フフッ…葛城美優羽と契約したんじゃないの?』
龍「してない。声掛けられたからついて行ったら、これだよ。俺は返事すらしてないから、この契約は無いも同然」
最高ね…龍我。
人を騙し、欺く。
誰しもが出来るような事ではない。
貴『あなた、いい性格してるわね』
龍「アンタには言われたくないね」
これはドラゴンズ…再結成かしら?
涼「A、大丈夫だった…か?は?」
龍我と一緒に戻ると、皆が目を丸くした。
もちろん、葛城美優羽も同じ。
美「何で!?昨日、龍堂院を潰すって契約したはずじゃ…」
途中で言葉を詰まらせた。
全校生徒がいる前で、堂々と手の内を明かすなんて…
さすがは【道化師】ね…
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みりぽん - 作者さん!欅坂46好きなんですか!?私Hey!Say!JUMPもsnowmanも美少年も玄樹くんも好きで欅坂も好きなんです!あとにshowwhite(合ってますか?)に出てくる女の子が欅ちゃんだと思ってしまいました笑笑とっても面白かったです!これからも応援しています。(*^-^*) (2020年5月29日 15時) (レス) id: 5ba7fc14d4 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん(プロフ) - ありがとうございます!!初めて言われました笑 (2019年3月19日 12時) (レス) id: 26dc812066 (このIDを非表示/違反報告)
awry36355411(プロフ) - どうでもいいけど作者様のコメントがいちいち面白いです、、、笑 (2019年3月19日 8時) (レス) id: d270c70303 (このIDを非表示/違反報告)
らんらん(プロフ) - パリピポちゃんさん» コメントありがとうございます!!今、新しくPart3を書いているので続編を書く際、そちらの設定で書かせて頂く…という形でも大丈夫でしょうか? (2019年2月25日 16時) (レス) id: 26dc812066 (このIDを非表示/違反報告)
パリピポちゃん - リクエストです!クールキャラで、お人形さんじゃないですよ感出しときながら、本心は、世界は自分が中心だと思っていて、会話の最後に絶対小さいぁぃぅぇぉがつく「イケメンしか興味ない超絶ぶりっこ」なお人形さんを、お願いします!そして、主人公の座が欲しい設定で (2019年2月25日 14時) (レス) id: 21c0af37f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らんらん@In率低下中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/
作成日時:2018年2月9日 15時