Story9 ページ10
you side
「皆様、お食事をお持ち致しました」
SPの1人が10人分の食事が乗せられたワゴンを、ガラガラと引いてきた。
雄「今日はステーキか」
Rulerのみ食べられる食事は日替わり制。
今日みたいにステーキの時もあれば、お寿司やパスタ(トリュフのせ)の時もある。
「本日は神戸牛のA5ランクステーキだそうです」
貴『そう、ありがとう』
「ではこれで、失礼致します」
SPは元の位置に戻り、私達はステーキを取り、それぞれの特定席に座る。
大「それでは!!」
『「いただきまーす」』
((ﾓｸﾞﾓｸﾞ
涼「うまー。さすがは神戸牛のA5ランク」
慧「あっ、ほうれん草入ってる。薮、これあげる」
宏「こら、好き嫌いしない」
食事が始まると、皆はわいわい楽しそうにしている。
ﾌﾌｯ⋯こういうの、嫌いじゃないわ。
ココは私達が作り上げた【王国】。
誰であろうと壊させやしない⋯
壊した者は⋯絶対潰してやるから。
「ちょ、ちょっと君!!」
SPが階段を上がってくる。
何があったの？
「お嬢様、先程の生徒が⋯」
貴『鳳城さんね。どうかしたの？』
「入らせてくれないなら、強行突破する⋯と言い出して、我々にハサミを突き付けてきて⋯」
へぇ⋯やってくれるじゃない、オヒメサマ。
貴『⋯いいわ、通してちょうだい』
「⋯宜しいのですか？」
貴『えぇ、私もたった今⋯彼女と話がしたくなったの』
「承知いたしました」
SPは鳳城を連れて来る為、戻っていった。
涼「いいのか？A。ハサミ持ってるなんて危険だろ」
貴『別に構わないわ。もし私達の中の誰かを傷付けたら徹底的に潰すだけだから』
光「ひゃー、怖っ!!」
明「あっ、龍堂院さん!!お願い、私どうしてもRulerに入りたいの!!」
ソファに座っている私の脚にすがり付くオヒメサマ。
あらあら、何て無様なのかしら⋯
私を潰すつもりのくせに、私を堕とす魂胆？
私が貴方ごときに潰せると思ってるの？
((ﾊﾞｯ
私は彼女の手を振りほどいた。
貴『お断りだわ。武器で脅そうったって無駄。私ね⋯貴方みたいな汚い手しか使わない人、大っ嫌いなの。話は以上よ。さっさとここから出てって』
そう言うと、SPが来てオヒメサマを連れていった。
明「あっ、貴方なんか私が潰してやるんだからぁ!!」
⋯厚かましい。
SPの腕の中でもがき叫びまくる姿⋯本当、滑稽。
貴方なんか私が潰してやる⋯ね。
やれるものなら、やってみな。
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マナ - 質問よろしいでしょうか？ (2021年5月31日 17時) (
レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
萌萌 - いつもありがとうございます。何回見ても飽きません。更新頑張ってください！ (2018年12月29日 21時) (レス) id: 5b006ac710 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭ゆうりん - いつも、楽しく見させてもらっています。私では考えられないほど、楽しい内容になっていて、すばらしいと思います。大変だと思いますが、更新頑張ってください。 (2018年2月8日 22時) (レス) id: b587ad5e9e (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリーおじょう - 面白くて、かっこいいです。続きが楽しみです！ (2018年1月28日 2時) (レス) id: 4fd7f83c20 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とても面白いです!!すごく続きが気になります!!更新頑張ってください!! (2018年1月12日 14時) (レス) id: 5e327f7d64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らんらん＠In率低下中
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/
作成日時：2017年2月24日 0時
