Story8 ページ9
you side
圭「ファ⋯よく寝た」
圭人が目を覚まし、荒々しく頭を掻く。
涼「あ、圭人起きた?」
奥の部屋から、涼介達が顔を覗かせる。
貴『あら、ゲームでもしてたの?』
侑「うん!!大貴んちの新作だよ!!Aもやる?」
貴『私は遠慮するわ。ゲームした事ないし』
光「マジか⋯世界トップの大企業の令嬢は違うなぁ⋯」
フフッ⋯私にはなかなか飽きない、とっても楽しい【ゲーム】があるからね⋯
((キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、時計を見るともうお昼だった。
貴『さて、食堂に行きましょうか』
大「腹減った〜」
私達10人はいつも食堂を利用するんだけど、一般生徒とは少し違う。
Rulerのみ、それぞれが持っている【ICカード】を使えばRulerだけが食べる事を許されている、豪華な食事が出てくる⋯という仕組みがある。
これを作ったのは、私達10人。
高級食材は、私達の家が学校に多額の融資をしている為、そこから食材代が引かれる。
食べる物は、やっぱり一流のものじゃないとね?
((ザワザワ
食堂を利用する生徒は少なくないから、券売機には行列が作られている。
まぁ、私達には関係ないけど。
((pi
機械にICカードをかざして、Rulerのみ座ることを許された2階席に向かう。
元々ここには何も無かったんだけど、人が多い場所が苦手な私が両親に頼み、この2階を作ってもらった。
裕「いつ来ても、ここ快適〜」
ソファやテーブルは、裕翔の両親に頼んで作ってもらった特注品。
デザインや素材も、すごい拘って世界に1つしかない物にした。
貴『でしょ?気に入ってもらえてよかったわ』
宏「俺ら以外、入らせないように階段にSP配置させるなんて、女王はやる事が違うなぁ」
貴『あら、私はただ今のこの状態を壊されたくないからこうしてるんだけど⋯ダメかしら?』
慧「全く。むしろ大事にされてる感じするから嬉しいよ」ナデナデ
優しく頭を撫でる慧。
フフッ⋯あまり撫でられる事がないから、少し照れるわね。
「お嬢様、ここに入りたいと仰る生徒が⋯」
SPの1人がやって来て、焦ったような声色で話す。
貴『名前は聞いた?』
「はい。鳳城明奈⋯そう名乗ってました」
貴『絶対に入らせないで。彼女は私達の逆鱗に触れた。そのような行為をしたのに、都合の良い態度は許されない。そう伝えて』
「御意」
まだ転校初日でしょ?
いきなり自滅【してくれる】の?
✄---------- キ リ ト リ ----------✄
かっこよす。
907人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マナ - 質問よろしいでしょうか? (2021年5月31日 17時) (レス) id: 080dd1eb98 (このIDを非表示/違反報告)
萌萌 - いつもありがとうございます。何回見ても飽きません。更新頑張ってください! (2018年12月29日 21時) (レス) id: 5b006ac710 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蘭ゆうりん - いつも、楽しく見させてもらっています。私では考えられないほど、楽しい内容になっていて、すばらしいと思います。大変だと思いますが、更新頑張ってください。 (2018年2月8日 22時) (レス) id: b587ad5e9e (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリーおじょう - 面白くて、かっこいいです。続きが楽しみです! (2018年1月28日 2時) (レス) id: 4fd7f83c20 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - とても面白いです!!すごく続きが気になります!!更新頑張ってください!! (2018年1月12日 14時) (レス) id: 5e327f7d64 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らんらん@In率低下中 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/simanekko01/
作成日時:2017年2月24日 0時